「疑いたくなるほどの劇的さ」MERU メルー ユージーンさんの映画レビュー(感想・評価)
疑いたくなるほどの劇的さ
登山家であるジミー・チンによる自伝的映画で、まだ誰も登頂したことのない山、メルーへの登頂までの紆余曲折がカメラに収められています。
過酷な登山中の映像も息を飲むものがありますが、それよりも、登山チームであるコンラッド、ジミー、レナンの三人それぞれが持つ葛藤や背景が劇的すぎて、思わず、これは本当に事実なのか? と疑ってしまいたくなるほど出来すぎていました。
誰も登ったことのない山に登る。
登山は、友人に連れられて何度か行っていますが、自分にはそれほどハマるほどの魅力は感じません。が、未踏の地へ行きたい、というその気持ちには、なんとなく共感できる部分もあり、また、彼らの情熱や行動力には、素直に羨ましい気持ちを抱きました。
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