「映像美の限界」MERU メルー Rewind Thatさんの映画レビュー(感想・評価)
映像美の限界
圧倒的としか言いようのない映像でした。
垂直の大岩壁との極限の戦いを観たければ、この映画が最も適していると断言します。
ドキュメンタリーとしては、失礼ながら自分自身のドキュメンタリー映画の視聴経験の少なさゆえに良さがいまいち説明できません。
しかし、あの白い壁と深いブルーの空を舞台にあくまで自分の限界に挑む登山家達の内面に少し触れられた気がしました。
これは、映画のレビューとは少し離れますが、クライマーの山に対する意識というものは詰まるところ、やはり限界への挑戦なのだと思います。
その意識はそこまで特別なものではなく、むしろありふれた存在です。
例えばタイムに挑む陸上選手や、業績を伸ばそうとする経営者などです。
しかし、登頂し、生きて帰る。
その難しさを考えると、意識はもしかしたら同じでも、その行為はあまりに特殊と言わざるを得ないと思います。
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