「スポイトと重火器による自己防衛は当然の権利」ドント・ブリーズ FAFDM名無しさんの映画レビュー(感想・評価)
スポイトと重火器による自己防衛は当然の権利
アフガンで盲目になり、帰国。祖国にはオヤジの帰りを待つ小さな娘がいた。
負傷退役オヤジへの寄付キャンペーンでお金の心配は無くなり、残された娘と慎ましく暮らしていたオヤジ。しかし、どっかの金持ちのバカ娘がパパからもらったジャガーだかなんだで、オヤジの可愛い娘は轢き殺されてしまう。
これは怒っていい。
復讐と清算、人生の再スタートのため、ここで禁じ手のスポイト人工授精。平然と「俺ちんこ、突っ込んでないからレイプじゃないもんね」と言ってのけるオヤジ。こいつはキテる。でも大事な、ただ1人の家族、可愛い娘を殺されたらそんぐらいするね。ベン叔父さんだって「大いなる力(金)には大いなる責任が伴う」て言っていたじゃあないか。
さて、今度は現代に蘇ったボニークライドのお話。(?)
不幸によって狂気に走るオヤジの知らぬ間に、「あのオヤジは寄付で百万ドルを手に入れた。」という噂が広まっていました。
それを聞きつけた彼氏気取りのバカ男と、妹との新しい生活を夢見るアホ女がオヤジの家へ一攫千金を狙って侵入するのでした。
はいここ、超ポイント。
他種多様な文化的背景を持ち、銃による自己防衛が当たり前のアメリカにおいて、不法侵入などすれば、通報又は銃火器による自衛は当然で、ましてや頭のネジが外れた、アフガン帰りオヤジが反撃しない訳がない!ということで当然のように反撃にあうボニクラだったが、やはり目が見えないというアドバンテージは大きいらしく、結局オヤジは押し込み強盗に家で襲われ反撃しただけでお縄になってしまう。(娘を産ますくらい許してやれ[ゲス顔])
何ということか。アメリカでは弱者は生きては行けないのか。特に障害を持った方(色々)は。慎ましく生きて行くこともできないのか?いや、ちょっとぐらい欲ばってもいいじゃないか。若いんだから減るもんでもないだろ(ゲス顔)
僕は完全敗北した怒りのアフガンオヤジを思うとなんだかスッキリしないのでした。(笑)