ストーンウォールのレビュー・感想・評価
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そこそこよかったです。
主人公ダニーが恋した相手ジョーに見覚えがあって、後で調べるとネオンデーモンでエルファニングとネットで知り合って写真を撮ってくれた男の子でした。どうりで見覚えが!
そして主人公ダニーも、17歳のエンディングノートでダコタファニングの恋人役だった男の子なんですね。こっちは見覚えなかったけれどかわいい男の子でした。
エルとダコタの姉妹の相手役だった2人が、切ない恋をしたというわけですね。
京都での公開が遅くって、色々映画評を見てしまってたので、実際の事件でのダニーにあたる人は黒人だったのに白人設定になっててアメリカでは批判を浴びたって話が念頭にあったので、確かに黒人だった方がより切実な感じするなーとは思いました。
でも興行的には白人がやった方がっていう計算なのかなーって思って、白人が出ないと映画化できないってことやったんかなーって。じゃあ見に行かない大衆が良くないじゃんねって。
大衆の一員としての責任をチリっと感じました。
感想書くの遅くてもうだいぶ忘れましたが、そこそこよかったという印象があります。
マイノリティの成長物語
未だに差別が完全になくなったとは言えないけど、この1970年当時はまだ差別が当たり前だった同性愛者。差別に怒り、抵抗し、起きた暴動という意味で、女性参政権活動を描いた「未来を花束にして」を連想させる。このように前人の努力や暴動があってこその今の社会なんだということ。
同性愛者にも色々あって、ドラグクイーンはあくまでその1つ。コロンビア大学に合格したばかりの主人公はその世界にまず入っていくけど、その世界を描くだけでなく、主人公と家族の成長も描いていて、多角的な見方ができる作品。兄思いの妹が良い。
最後、初恋の相手に会いに行くところでは「ムーンライト」を連想したけど、これと比べたら「ムーンライト」はハッピーエンドかな。
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