「ハードルを下げて観れば笑える」シンデレラゲーム といぼさんの映画レビュー(感想・評価)
ハードルを下げて観れば笑える
事前知識は一切無しで視聴しました。
アマゾンビデオのレビューは3.2点(10点満点)、映画.comでの評価でも2.5点(5点満点)と、驚異的な低評価を受けているこの作品ですので、観る前からハードルを下げまくっておりました。
結論ですが「良くも悪くも期待通りの映画」でした。まぁ、「期待通り」と言ってもクソ映画を期待して観たので、つまりはそういう意味での「期待通り」ですが。
破綻した脚本、棒読みの演技、安っぽいセット、無駄な演出。どこをとっても悪い。
・何で主人公の初登場シーンで主人公の周りを長回しでグルグルグルグル撮影するのか
・ジャンケンゲームを行なって勝敗を決める設定なのに戦略性もクソもあったもんじゃない
・「暴力行為を行なえば即失格・死亡」という説明があったのに暴力行為で死ぬ
・暴力行為のペナルティで死者が出た後も続々と暴力ペナルティで死ぬ学習能力の無い参加者
・「前回の優勝者がまた優勝したらつまらない」という理由で主人公の親友が死ぬ
・「優勝したらトップアイドル」という設定なのに、前回優勝者がいまだに地下アイドルやってる
・前回優勝者を殺したのに「前回の準優勝者」である姉と主人公(妹)がゲームで戦う
・チートアイテムで勝利・せっかくの最終戦がもったいない
・色々説明不足のゲーム運営サイド
突っ込みを入れ始めればきりがありません。
私は地雷を踏みに行く覚悟で視聴したので、あまりの酷さに「そうこなくちゃ」と爆笑しながら観れましたが、もしも前情報無しで映画館で金払って観てたら「金返せ」と叫びたくなる映画だったことは間違いありません。
色々と酷い映画ですが、目くじら立てて批判するほど酷くは無い(個人の感想です)ので、話のネタにはなるかと思います。ぜひ未視聴の方には見ていただきたい。