劇場公開日 2016年10月28日

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「ギリギリ間に合った」手紙は憶えている くーにー62さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ギリギリ間に合った

2019年8月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

とてもよくできた映画。まず脚本が素晴らしい。ナチの残党狩りというネタを同時代的に描くには今が最後のチャンスだろう。これをボケ老人に果たさせるという着眼。危なっかしいジジイの決死のミッションというスリルとサスペンス。唾棄すべきネオナチへの胸すく一撃。そして驚愕のラスト。
クリストファー・プラマーの素晴らしい演技。ピアノは本当に弾いてるみたいだった。聞くべき作曲家3人は誰だっけ。メンデルスゾーンと、あとは知らん人だった。
しかしまあ、北米の普通の人々の豊かさに驚かされるのは、こちらの貧しさ故なのだろう。物質的にも精神的にも文化的にも。嗚呼、我が身のプア哀し。

くーにー62