ホワイトリリーのレビュー・感想・評価
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男女間でもあると思う
女性同士の同性愛者によるレズビアンものだと単純に思っていた。
しかし、師弟関係によるレズビアンだった。弟子の気持ちはただ単に師匠である女性に向けられたものであったが、男女間 の関係でも成り立つものであると思った。
逆にそれだけ純愛なのだとも思った。
弟子の献身さにはとても愛を感じた。性的な部分は人としてのサガ(性)だと思う。
百合族とは薔薇族にから派生
去年暮れから始まった一連の日活ロマンポルノリブートの最後を飾るのは、『リング』の中田監督。ロマンポルノを制作していた頃の日活で助監督として在籍していて、ある意味運命に導かれるようにロマンポルノを作ることとなった。
その作品が、いわゆるLGBTの世界。
ただ、何というか、昼メロにあるような世界観が漂い、プロットやストーリーはあまり新しさを感じられない。勿論、ロマンポルノに対する愛情は他の監督よりもあるだろうから、絡みのシーンは、どの作品よりも濃厚だ。舌使いや、粘膜の音、ステレオタイプのような筋肉隆々のマッチョとの荒々しい体位(※駅弁)等々、きちんと奇を衒わず、ロマンポルノとしての矜持を持って、濡れ場シーンを演出していた。観客をきちんと官能の世界に誘う、これがロマンポルノのセオリーだと思う。あまりにも作品制が強く、芸術性や社会性が濃すぎると、濡れ場との乖離が甚だしくなってしまい、必要性が感じられなくなる。そういう意味ではこれ位のお茶の間テレビでの安っぽいメロドラマで良かったのかもしれない。
陶芸の先生のフィアンセが亡くなる前と後との演技の切り替えが秀逸。慈母に満ちた佇まいと、性悪女のそれと、演技の幅を惚れ惚れする位、感じ取れた。
毛穴が開くような感覚になる
ロマンポルノリブート企画の五作品の内、一対一の感情が一番よく描かれてたと思う。
ひとつの恋愛映画として面白かった。
色々歪んでるしリアリティは無いけども…
はるかと先生の奇妙な共依存的関係に割り込むさとるくん、最初はノリノリでチャラついていたのに後々まともなこと言い出すのが面白かった
いやアンタ、はるかに対する態度さっきと違うね!?って突っ込んでしまった笑
最後のフェードアウトも唐突だったし、あれは結局さとるくんは死んじゃったのかね
茜はこの作品で一番好きなキャラクター。
完全にめんどくさくて重い彼女なんだけどなんだか憎めない。
トークイベントでの西川加奈子ちゃんが可愛かったからってわけではない…
3P状態の現場に乱入して服を脱ぎ出す行動はぶっ飛んでてさすがに笑った笑
彼女とさとるくんのその後は一番気になる。
そこも描いてくれ
はるかと先生はまあ離れたほうが良かったんだろうな…個人的にはまた良い関係を築く二人を見たい気もするけど
はるかが「〜なんだから!」って連呼して語る場面は、意地と先生に対する感情が揺らめいててちょっと泣いてしまった。
濡れ場がめちゃめちゃエロかった
毛穴が見えるくらい唇をアップにしたり音が凄かったりと激しくて、ロマンポルノを観てるんだから分かっちゃいるけど想像以上の濡れ濡れ具合に引き込まれた。
先生の狂ったような目付きが怖くて、さすが中田監督だなあと思ったけど MONSTERZとか撮った人なんだと思うとまた微妙な気分になる…
でも監督すごく面白いひとだった
これでロマンポルノリブート企画は終わりかと思うと寂しいので継続して欲しいと思う
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