「怒りと革命。」エルネスト ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
怒りと革命。
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冒頭のゲバラ来日時の様子がとても印象に残っている。
なぜ日本人はアメリカに対して怒らないんだ?は彼が
革命家であることを象徴する言葉で、彼に触発されて
ゲリラ活動に身を投じた今作の主人公フレディ前村の
決意にも繋がる。共に医師を目指した青年が、やがて
革命に身を投じていくという生きざまもよく似ている。
弱者を助けたいと願う心優しい青年がラストの裏切り
であっけなく散っていく運命は切なく、その三か月後
にはゲバラも処刑されたという結末がさらに重く響く。
弱冠25歳。もしも違う時代違う環境に生まれていたら、
彼はきっと素晴らしい医師になったに違いないだろう。
オダギリジョーの全編スペイン語の熱演は素晴らしい。
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