小さな園の大きな奇跡のレビュー・感想・評価
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あなたの夢をあきらめないで
なんとか園をもり立てたい。でも誰も来てくれない。
あのシーンは悲しい。
でもルイ先生は親たちに、自分らのかなわなかった夢を思い出してもらう。
あのシーンは熱い。
ギロチンは、編集でカットすれば良かった。
あのシーンは寒い。
ただの実話に基づいた感動物語ではありませんでした。香港の大都会と過...
ただの実話に基づいた感動物語ではありませんでした。香港の大都会と過疎の田舎町(無知なもので香港に田舎があったのがまず驚きでしたが…)、そこに生まれる経済格差、異民族、女性の社会進出、行き過ぎたエリート教育、社会の縮図が園児5人の幼稚園に投影されています。
日本でも取り沙汰されている子どもの貧困問題が、幼稚園という「教育」の現場にしわ寄せを及ぼすのだと痛感しました。
ところどころ実話物?にありがちな、クサいなぁという部分もありましたが、子役たちの演技の上手さが光っていてとても良かったです。
しかし邦題がちょっとダサいというかなんというか…内容ともマッチしてないし…。映画館のカウンターでタイトルを告げて券を買う時少し恥ずかしかったです。
ギロチンには意味があるのだろうか?
リニューアル成った、新宿武蔵野館にて鑑賞。シートがふかふかで新車の匂い。
中国に返還されてからの香港映画は、ハリウッドで作りそうな、人気俳優が大活躍!的な作品が目立ち、あまり観たいものがなくて遠ざかっていた。
閉園の危機に瀕する幼稚園を立て直すため、薄給で園長を引き受けた女性と、子供たちとその親。
一つ一つの家族の事情は涙を誘うものがあり、園長が真摯に向き合う姿が描かれる。
しかし、涙の数だけ映画に引き込まれていくのかと言えば、そうはならなかった。
園長夫婦の葛藤が差し挟まれるが、余りにも大人な対応のできる夫のお陰で、彼女は突っ走るだけ。
甲状腺の手術のあと、夫が窓の外にギロチンの実物大模型を誇らしげに設置する。このシークエンスはギャグのつもりなのか、そのように笑いをとる意図はなかったのか。前後の脈絡の中で、これをどうとらえたらよいのか分からなかった。
“泣きたい”薬が欲しい時、効能あります
純粋に子供達の健気な演技に心洗われ、泣かされました。
『シンゴジラ』で突きつけられた日本の危機管理は大丈夫なのかという不安、『怒り』鑑賞後の重〜い余韻、トランプ大統領がとんでもないことをしでかさないか、という心配(^_^;)、などがきれいに払拭されてからのご鑑賞をお勧めします。でないと、この作品のような優しい世界観を素直に受け取れないかもしれません。
子供達が達者。
子供達、うまい。
園長始め村人全員が良い人だらけで話が美しすぎるけど実話ベースみたいだし。
こんな立派な教師に感服、ただ幼稚園に通いたい園児達の純真さに涙、子供達を勉強させたいのに貧乏で思うように勉強させられない親たちの気持ちにも涙。
努力と気持ちが通づるラストも幸せです。
いい映画でした。
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