劇場公開日 2016年12月23日

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「ドン・チードルに千点」MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間 tedさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ドン・チードルに千点

2017年1月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

興奮

難しい

ポール・マッカートニーがいまだに元気にカニエ・ウエストなどとセッションしても、いまやビートルズを知らない世代が音楽ファンの多数派となった現在、マイルス・デイビスを映画にしようなど、ドン・チードルは?と思いますが、観てみたらさらに疑問なストーリー。なんと架空のお話しだそうです。映像としては危なさと自主映画みたいなぎこちなさが入り雑じる複雑な雰囲気ですが、ドン・チードルが脚本を書いてマイルス・デイビスを演じたということが奇跡と思うしかないでしょう。なにしろマイルスは自分の音楽をポップスより売りたいと深刻に悩んで、結果として理解しがたいが魅力のある音楽を残していったことは事実ですが、そのエピソードが多少なりとも語られることは音楽ファンにとって、貴重な経験に他なりません。

ted