「最上の天使の涙。」ブレードランナー 2049 侍味さんの映画レビュー(感想・評価)
最上の天使の涙。
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今作のキャラクターについて、普段着のままウッカリSF映画に出演してしまったハリソン・フォードを始め皆様、思い思い語られている事なので、僕はウォレスの自信作、ラヴについて。
ウォレスの右腕となり、顧客対応、クレーム処理、アフターケア、帳簿管理、在庫処分、言葉を少し変えれば非常に有能な秘書だと思う。
いや、良いと思うよ、ラヴ。
初登場時は少しも顔色を変えずに緊急対応をこなして、ちゃんと上司に報告(結果ジョーが目を付けられる)。
駒として動かしたジョーがピンチの時には、ネイル中にもかかわらず、上空から砲弾を浴びせる。後にこれを「ラヴ投入」と命名。
最後の護送シーンではキチンとシートベルトを締め、おすわり。
何度も繰り返されるラヴ様のかかと落としをお受けしたいと思うのは、男子たるもの致し方ないのでは。
そんな出来るOL、ラヴだが、数シーンでなぜか涙をする。ジョーの上司ジョシ(ややこしっ)と対峙するシーンでも涙。
の割に、その直後死体を雑に扱う。
新型が失敗作とわかり、処理されるとわかると瞬間も涙。
冷酷であるはずのラヴが涙するのは何故だろう?
グラスに注がれたウィスキーを眺めながらそれに想いを馳せるのも良いだろう。
p.s. 結局どんな男にも同じ様に優しくするジョイのせいで元カノの悪夢が蘇りました。
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