「あの影が浮かびあがった時、声出そうだった」ブレードランナー 2049 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
あの影が浮かびあがった時、声出そうだった
上映後町山トーク付き。町山さんの解説でわかった点が多数あり。その上での感想。
長く(2時間44分)暗く、重い。前作もそうだったがそれ以上に。これは監督やらずに任しちゃったリドリーと監督やったヴィルヌーヴのせいであるであろう。
いわゆるブレラン的な雨降る都市の夜の景色はわずかで、別の風景を敢えて作ってもってきた。そして芸術映画か!とばかりにどっしり演出。期待値マックス状態でこのテイストで撮るっていう。嫌いじゃない、嫌いじゃないが、やはり長くないですかねえ。
後半、オオッという展開あってやはりそこは見応えあり待ってた甲斐があると感じましたけども。
撮影監督ロジャー・ディーキンスの話や聖書からの引用、小説家ナボコフとの関連など町山さんの話は実に面白かった。この話が聞けてなかったら感想はどうなっていたかわからない。
一作目は興行はコケ酷評されたが長い年月でカルト化したわけでこの続編も長いスパンでの評価がいる、のかもしれない。
何を考えてるのかわからない顔のゴズリング、おじいちゃんハリソン、エロいアナ・デ・アルマス、ジャレッド・レトの貫禄、怖いシルビア・フークス、と役者は皆良かったです。
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