五日物語 3つの王国と3人の女のレビュー・感想・評価
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残酷の中の美しさ
3つの話なんだけど…
なるほど、お伽話を実写映像化するとこうなるのだな。という映画です。...
なるほど、お伽話を実写映像化するとこうなるのだな。という映画です。
パンズラビリンスなどが好きな我が身としては、同じような系統のダークファンタジーかなぁと思い観に行ったのですが、なんとなく違います。 根っこから極悪非道な人はあまり出て来ませんが、ファンタジーに留まらず、普通の人間が欲望に取り憑かれるとこうも堕落していくという語り継がれてきた教訓の面が強いです。
グロテスクなシーンもあるので苦手な方は要注意ですが、思えば日本の昔話も「カチカチ山」や「因幡の素兎」などは結構えげつない描写もありますよね。それを実写化したら…と考えるとどんなもんか分かりやすいと思います。
イタリア・フランス映画なのに何で英語喋ってんだろう…と最初ちょっと突っ込みたくはなりましたが、衣装や背景の映像美は流石です。中世の身分別の着物や装飾品はなんとも豪華絢爛。これだけでも好きな方は楽しめると思います。
しかし日本のポスターではなんだか集められてますが、3つの王国の人たちはほとんど交わらないし、女の性といっても男が原因でしょ、と思うのでこの副題とコピーは無しでいいのでは………
結構楽しめました
ネタバレにならないように記すのが難しいのですが、私は結構楽しめました。時々可笑しくてたまりませんでした。
昔「落下の王国」という映画を観た時に「女の子の夢の中を描いたようだ」と思いましたが、この映画は「もう少し年上の思春期の女の子の悪夢をのぞいたようだ」と思いました。
監禁される。誰か助けて! 逃げても追いかけられる。
(助けてくれた人を助けないで逃げるのか?)
若く美しくなりたい!美しくなった!私の邪魔をしないで・・等々。
タブーと願望が入り混じった物語で、映像が美しかったです。
「なぜ?」を考えてしまうとつまらないかもしれません。
監督の凄さにため息。
3人の女の誰が幸せだったのか…
世界観はスペイン絵画
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