五日物語 3つの王国と3人の女のレビュー・感想・評価
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結構楽しめました
ネタバレにならないように記すのが難しいのですが、私は結構楽しめました。時々可笑しくてたまりませんでした。
昔「落下の王国」という映画を観た時に「女の子の夢の中を描いたようだ」と思いましたが、この映画は「もう少し年上の思春期の女の子の悪夢をのぞいたようだ」と思いました。
監禁される。誰か助けて! 逃げても追いかけられる。
(助けてくれた人を助けないで逃げるのか?)
若く美しくなりたい!美しくなった!私の邪魔をしないで・・等々。
タブーと願望が入り混じった物語で、映像が美しかったです。
「なぜ?」を考えてしまうとつまらないかもしれません。
美しくもグロテスクなおとぎ話
それぞれの国王の
傍若無人ぶりに笑える。
そんなやりたい放題の権力に
翻弄される人々の悲喜劇が
これまた残酷でグロテスク。
若さへの執着に
憑かれてしまった老女姉妹が
可笑しくも哀れで胸苦しくなる。
監督の凄さにため息。
世界初の残酷なおとぎ話というだけの前情報で、中世の世界を垣間見る軽い気持ちで臨んでしまったから、、、困惑ww
のっけから、あっけにとられるし、笑っちゃう展開。
想像以上に残虐なシーンが多くて後半何度か目を瞑ったりもしたけど、頭の中で物語を文字に起こしてみると、「おとぎ話なら有りだし、こうなるよね」とすんなり消化出来る。
女性たちの強くて純粋な心を表したかのような映像美。
その中で映える露わに表現されてる残酷さ。
善悪の位置づけもせず、おとぎ話と思えるように計算して実写化映像した監督のすごさにため息が出る作品でした。
3人の女の誰が幸せだったのか…
配布されたチラシであらすじを読む。エログロで後味の悪い映画かなと予想。
結果はそうでもなく、微エロ微グロで程良い味付け程度。
中世ヨーロッパおとぎ話世界観がうまく映像化されていた面白さもあって、最後まで飽きずに鑑賞。
しかし内容的にはわかりにくいところ、納得いかないところがいくつか…
おとぎ話を実写化って事の難しさでしょうか。
世界観はスペイン絵画
基になっているのが17世紀に刊行されたイタリア民話集ということから、なんだか単純ながら古典ヨーロッパの世界観が展開されるのかとナメて臨んだけれど、まあ予想通りのコテコテ中世ヨーロッパではあったものの、予想外のシュールさが展開されて、思わず笑ってしまうといった場面の連続。
テイストはまさにボデゴンとかゴヤといったスペイン絵画のようだ、スペインはあまり関係のない作品だと思うけれど。
昔話って残酷、醜悪って思うときがありますよね、そこにエロが交わったような作品と思ってもらってほぼ間違いないと思います。その上で見る見ないの判断をするべきかと──。
個人的には最高に楽しめました。
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