悪魔が棲む家666のレビュー・感想・評価
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どんな共同体なんや!
ペンシルベニア州ニューベツレヘムという実在の自治区をモデルにした物語。どことなく『ミッドサマー』をも彷彿させる宗教がかったコミュニティ。ただ、閉鎖されてはいるものの隣町への行き来は自由みたいな感じだが、文明の利器が使われていない、自給自足のオールドファッションな村なのです。そこではビーコン(コルム・ミーニー)を頂点とする長老たちが支配し、「6月6日に6人の女の子が産まれ、18回目の誕生日には一人だけが生き残り、サタンの手先になる」という予言があった。 1994年の6月6日に6人の女子が産まれ、2012年には村人が恐れ始めていた。中でもメアリーは母親が5歳の時に死んだと聞かされ、時折起こる発作に悩まされていた。湖で遊んでいた5人の女子。何?1人足りないぞ!と不気味さを煽るが、生まれた直後に死んだという謎でも何でもない設定だ。 メアリー、サラ、ルース、アビゲイル、ハンナの5人。最初にハンナが失踪する。彼女を捜すために隣町のクラブっぽいパーティに参加するが、知り合った男フランクとともにアビゲイルがいなくなる。奇妙な現象が次々に起こり、彼女たちの親が意味不明の自殺をしたりするのだ。残された3人はビーコンに呼ばれ、教会の一室で服を脱がされたりして悪魔が棲みついていないかテストを受ける。それがまた、ルースが性的虐待だと訴えはじめ、予言で村人を怖がらせているに違いないと確信する。まるで社会派サスペンスのような展開になるのでは・・・ 刃物で次々と人を殺していく悪魔的な犯人。ビーコンにしては走りが速すぎ。本当の悪魔なのか?などと、色々想像させてくれるホラー映画。そうしているうちに村人たちが家を取り囲んで・・・ メアリーの父役がルーファス・シーウェルで、何かやってくれそうな雰囲気なのに、彼なりの秘密を抱えていたに過ぎなかった。それよりメアリーの継母ジェニファー・カーペンターのインパクトの方が強い。ベラ・ファーミガやトニ・コレットも最近はホラークイーンのイメージがあるけど、カーペンターも仲間入りさせたい!(今思いついただけですが)。
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