映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険のレビュー・感想・評価
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タケコプター移動が多い気がした
今回で37弾目となる今回「のび太の南極カチコチ大冒険」南極=雪がテーマなはずなのに101分あった上映時間のたった20分弱しか出て来てないような感じがしたしかもドラえもんが二匹出てくるのも今頃?ていう感じがした。
内容的には良かったが南極だから雪をもう少したくさん出してほしかったという印象である。
スキップ感満載の移動ばかり
旧作の魔界大冒険のライト照らしての地道な移動から新版で穴掘って進んだ並の衝撃。
遺跡探索が個別の探索描写少なく、画面分割によるほぼ走ってるだけの同時進行で進んでいました。
ここをじっくりやったほうが面白いと思うのですけど最近は違うみたいですね。
面白い演出でした
個人的にですが、ものすごく久々にドラえもん映画を見ました。
今回のモチーフが氷ということで何となく気になって見たのですが、非常に好きな作品でした。
序盤の南極の地上から始まり、氷の地下、更に最深部の古代都市とワクワクする冒険シーンが次々と現れ、見応えがあります。
そして、改めてのび太くんってこんなに優しかったんだなと思いました。演出として、映画では氷が鏡となって人物を写し出すシーンが多々ありますが、それと重なるように、似た二つのものを天秤にかけなくてはならない場面が幾つか出てきます。
偽ドラえもんとドラえもん、地球とカーラの母星…。そんなとき、のび太くんが発した言葉が、あるときは偽ドラに正体を露呈させ、またあるときはカーラに勇気ある決断をさせます。ある意味、のび太くんの役割は内面に働きかける鏡なのでしょうね。
相手の持つ素や芯のようなものを如実に写し出していると感じました。
また、熱々こんにゃくのフーフーやシェルターでの食事場面も何とも表情豊かで大変良いです。
ドラえもんだからと油断していた
南極!
ロマンティック!丁寧に作られてる
今回はお涙頂戴系じゃないという評判を聞いて、ならばと観に行きました。
お話も凝っていてルックも最高、ちょっとした細かい演出もいちいち気が利いていて、すごく良かった。
お鍋を持って追いかけるドラえもん、湯気でくもるのび太の眼鏡、パオパオの足ぶみ、風になびくパーカーのフード。ディテール好きにはたまりませんでした。そしてあのロマンティックなラスト…じーん…。
仕立てのよい服に偶然出会って身に纏った時のような、ふっくら豊かな気分になりました。とても贅沢な101分。
壮大過ぎる設定と膨大過ぎる説明に時間を割きすぎた。
もうここ数年は、毎年欠かさず映画館で観ています「ドラえもん映画」。去年の予告(?)でエスキモーみたいな服を着たドラえもんを見て、「アナ雪が当たったからってドラえもんも二番煎じに手を出すのか?」なんて穿ってしまったけれど、そんなことはありませんでした。むしろ世界観は「アトランティス」。実際アトランティスを作中でも示唆しています。
今年はオリジナルストーリーの年。いつになく世界観が壮大で、冒険の規模が違う。タイムトラベルも10万年という時間を往復するし、舞台も南極の氷のその下の都市という特殊な土地。よって、説明しなければならない設定が山のように生まれ、それを語り切るのになかなか苦心しているのが伝わるよう。冒険には「動機」と「目的」が必要不可欠なのだけれど、この2つが出そろうまでに大変な上映時間を費やしてしまった。だから、冒険の過程のドキドキハラハラのシーンはまさかのモンタージュで要約されてしまうほど。ちょっとそれはないんじゃない?
冒険の「動機」は金のブレスレットを拾ったことで早い段階で説明が付くけれど、その後の冒険の「目的」つまり「ゴール」がなかなか明示されないので、一体この後物語がどう展開し、何をもって結末とするのかがはっきりしない。その宙ぶらりんの状態で物語が進む危うさ。この映画の世界観とストーリーを本当にきちんと語り尽くす為には、スピルバーグが3時間のファンタジー巨編にしてたっておかしくない。それをどうにか2時間の「ドラえもん映画」として子供たちに向けて作品にするのに、掻い摘んで掻い摘んで結果、忙しなく強引な物語になってしまった感は拭えなかった。説明ゼリフが多いのも難点。子どもたちはこれでちゃんと設定を理解して映画を楽しめていたのだろうか?ちょっと心配。
ドラえもんは子供たちのための映画だから、別に大人の鑑賞に堪えなくても構うことはないんだ。ただ、本当に子どもを飽きさせない映画にはしておいてもらいたいよね。だから大規模な話じゃなくても壮大な冒険じゃなくってもいい。子どもたちの夢を叶えるような映画を、ドラえもんには作ってほしいっていつも思う。
ただ志は買うぞ。ドラえもん映画だからといって、分かり易い世界の分かり易い冒険にはしないぞ、という志だけは。
ポスターに魅せられて
子どものころから大好きで、どこか切なく懐かしいドラえもん。
ポスターのグラフィックとコピーが素晴らしく、どうしても観たくなりました。
内容は子ども向けなので、大人が楽しむには少し違うかもしれません。
大人向けに作ってほしいですね、ドラえもん。
10万年前の南極で地球を救う?!で賞
定石をふまえつつ、原作への配慮に富んだオリジナル新作
毎年の"お決まり"として、3月の春休みは"ドラえもん"なわけだが、今年はオリジナル版の年である。藤子・F・不二雄氏が亡くなった1996年以降、原作者を失い、残された長編ドラえもんのリメイク版と、オリジナル新作版をほぼ交互に公開している。そして監督は新たに「青の祓魔師(エクソシスト) 劇場版」(2012) の高橋敦史が務める。ジブリ作品にも関わっている人だ。
オリジナル新作ではダイナミックな翻案を期待したいところだが、3DCGに挑戦した山崎貴監督による「STAND BY ME ドラえもん」(2014)などは例外中の例外。高橋監督といえども、長編アニメは定石に沿った展開である。
定石というのは、"のび太とドラえもんがなにか(誰か)を発見"→"なにか(誰か)は困っている"→"ひみつ道具を持って冒険へ"というパターンである。もちろん、しずかちゃんとジャイアンとスネ夫も一緒に行動する。
ドラえもんが届けるメッセージは、単なる子供向けではない。自然科学における定理である。"ひみつ道具"は、人工物のもたらす便利さと同時に、人類の驕りや盲点を気付かせる仕組みでもある。ここ数年の劇場版ドラえもんは、"原子力のデメリット"にさりげなく警鐘を鳴らしたりしている。
今回の"ひみつ道具"は、"氷細工ごて"と、"タイムベルト"がメインアイテム。"氷細工ごて"は氷山を自由に加工できる。"タイムベルト"は同じ位置で、装着した本人だけがタイムトリップできる道具。10万年前の南極の氷に閉じ込められたモノと、タイムベルトによるタイムパラドックスがオチへとつながっていく。
氷河期の考え方では、"スノーボールアース(Snowball Earth=雪球地球)"の概念が登場する。億万年単位で動く気候のバイオリズムを客観的に説明しつつ、人工的な兵器=ブリザーガによる氷河時代の到来を示唆する表現は、ジブリ出身監督らしい。ブリザーガはいかにも巨神兵だし。しかし氷河期の人為的な要因についてはサスペンドしている。
またパオパオという宇宙動物(という設定)が登場する。羽のような耳が生えた2本足の象で「ドラえもん のび太の宇宙開拓史」(1981/リメイク2009)にも登場しているが、これは"ジャングル黒べえ"がオリジナルである。このパオパオがオチのカギを握っている。黄色のパオパオのユカタンが、青色のモフスケに変わるという趣向は、ドラえもんの由来<黄色→青色>と一緒で、監督の意図的な配慮を感じる。
今回は"タイムパラドックスのあるある展開"なわけだが、ここにはドラえもんの教育的存在意義もある。未来からきたドラえもんの設定は、SFやライトノベルにありがちな"タイムトリップの原体験"なのである。多くの少年少女が、"ドラえもん"で、"タイムトリップ"を学習し、その後の創作や読解への手助けになる。
10万年前の氷河期と、10万年光年かなたの"ヒョーガヒョーガ星"の輝きという表現でも、純粋な自然科学のロマンを披露しているところがニクい。
(2017/3/5 /ユナイテッドシネマ豊洲/ビスタ)
純粋な冒険ストーリー
ドラえもんにもコストダウンの波!?
へぇ~が一杯
よかった
宇宙人の女の子とのび太が十万年前の南極で出会って、仲良くなったり恋をするのかと思ったら、それほど深い友情も恋もなくあっさりとした関係だった。そのため別れに感動が全くなかった。
ジャイアンがピンチの時に文句を言っていて映画のジャイアンのかっこいいところを期待していたのでとてもがっかりした。
話はすっきりとまとまっていて、特に憎むべき悪者もいなくて、安心しても子供に見せられる内容だった。
声優が変わって何年も経つそうだが、全く馴染めなかった。特にドラえもんの声が媚びているような感じがする。
子供が家で映画をまるまる1本見るようになったので、映画館に連れて行ってみた。最初は「すぐ終わる?」と何度も聞かれ、終わった途端「おうち帰ろう」と行っていたのでそんなに楽しくなかったのかもしれないが最後まできちんとお座りして見た記念すべき映画となった。もっと感動的な傑作だったらもっとよかった。
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