「映像は綺麗、話は「どっかでみたことある」」映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険 isさんの映画レビュー(感想・評価)
映像は綺麗、話は「どっかでみたことある」
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アナ雪の氷アートやりたい!ダイダラボッチやりたい!タイムリープしたい!大人にもウケたい!という気持ちが伝わってくる作品でした。そういったクリエイターのネタ帳を、無理やり「ドラえもんっぽさ」で縫合したような映画です。
「うんうんオマージュなのはわかったけど、この作品では結局何が描きたいの?」という感想です。正直、メッセージ性を感じません。「南極と氷が綺麗」という評価に帰結します。子供に届けたい教訓もなしに、ビッグタイトルのインパクトだけ借りてきて画面をもたせるのはズルいと思いました。もっと自作品にしかない魅力を追い求めてほしかった。
ドラえもんは一応SFカテゴリでしょうか。きっと旧文明へのロマンを知り尽くした方が次世代の子供たちに発信したい思いもがあったのかもしれません。子供たちへのアプローチは大成功していることを祈りたいですね。カンブリア紀はドラえもんで知った、みたいな。
公開当時、新宿あたりの壁面広告などが素晴らしい出来だったことは記憶に残っています。その点を踏まえ3点にしました。
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