「犯罪者を崇拝する社会の歪み」22年目の告白 私が殺人犯です MiMaさんの映画レビュー(感想・評価)
犯罪者を崇拝する社会の歪み
この作品は、最後のどんでん返しで一気に爽快感を味わえます。特に、犯人が自身をメディアに露出させ、まるでインフルエンサーのように振る舞い、崇拝される現象が描かれるシーンには強い嫌悪感を覚えました。犯罪者を英雄視するような社会の歪みを直視させられるようで、胸が締め付けられました。
しかし、現代の日本において、こうした気味の悪い現象が現実に起こり得るのかもしれないという思いが頭をよぎり、単なるフィクションとは思えなかったことが自分自身でも恐ろしく感じました。現代社会の歪みを描きながらも、エンターテイメントとしての完成度も高く、最後まで飽きずに鑑賞できました。
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