「ラストの仲村とおるが‥」22年目の告白 私が殺人犯です TRINITYさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストの仲村とおるが‥
事前の予備知識ゼロでの鑑賞
キュートな藤原竜也が殺人犯役〜なんて気軽にみた感想
時効が切れて告白本を出し人気者になる藤原竜也に群がる一般大衆。
黄色い声援を送る一般大衆に、ここまで日本人はバカなのか‥と虚しくなる。
SNSに「殺人者の本かっちゃいました!」なんて投稿する事が自慢になるおかしな社会を反映して寒気がして我が身を振り返る。
殺人者が告白して、その後どう言う展開がまっているのか?
全然想像がつかない中でのテレビ局の生放送での対決シーン
ハラハラさせられます。
ここまで手の混んだ罠を仕掛けたのにも関わらず、自称殺人犯が偽物だとわかり、呆然とする段階でまだ映画の半分
この先どうなるのーー?
と思った矢先の大事な謎解きは観客にやらせてもらえず、時間が無いのか既に犯人がわかってしまい犯人宅にいきなり突入
そこのヒントがペンを渡されたからって無理やり感がいなめない。
謎解きが一番楽しいのに、その部分にもう少し時間を割いても良かったんじゃないでしょうか?
謎解きさせてもらえないのが不完全燃焼ですが、非常に面白い映画でした。
被害者の方達の心理描写が丁寧なので、最終的にすべてが終わった時には泣けるほどです。
どの俳優さん達も達者な演技で素晴らしかったですが、一番印象深いのはラストシーンの警察の取り調べ室的な暗い部屋で机に座った仲村とおるの独白シーン。
それまでのキャスターの眼とはうって変わり、眼に完全な狂気をやどしていたのでぞっとしたところかな
あの眼は演技ですかね?画像処理ですかね?
妹役の死ぬシーンが綺麗にまとたかったのか軽すぎたのが残念
全く首をしめられて死ぬ人間に見えない
映画なんだから、もう少し汚なく苦しんでやろうよ。
演技ができないのか事務所の意向かわかりませんがね