劇場公開日 2017年6月10日

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「役者の演技で物語に凄く引き込まれました!」22年目の告白 私が殺人犯です ピータンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0役者の演技で物語に凄く引き込まれました!

2017年6月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

評価ポイント(★5つで判定)

ストーリー:★4
音楽:★3
物語への引き込まれ度:★5
総合評価:★4

感想
まず、この映画を観て開口一番に言いたい感想は
ストーリーが良かった事や、どんでん返しの展開などでは無く
役者全員の演技が真に迫っていて、物語に引き込まれた事です!

主役の伊藤英明、藤原竜也の熱演もさることながら、”岸美晴”役の夏帆の演技が素晴らしかったです!

両親が殺人の被害者となり、その後の人生が狂わされたという役どころでしたが、”美晴”の抱いている憎悪・言い知れぬ怒り・深い悲しみが演技からひしひし伝わってきて、思わず涙ぐみそうになりました。
ちなみに、”美晴”のセリフは当映画のCMにも使われており
あっ!このシーンのセリフだったんだと、何度も頷いていました。

次にストーリー。
最初は怒涛の展開に飲まれて全く先が読めなかったのですが、途中からはおおよそ考えていた展開と同じになった為、少々物足りなかったです。(まぁ、誰も思いつかない展開などそうそうある訳が無いが)
そして、この映画には殺人のシーンが幾つか有って、そこは作り物であっても、やはり気分が悪かったです。
このてのシーンが大変苦手な方は、観ない方が良いと思います!

ただ、ストーリーのテンポはとても良く、早過ぎず遅過ぎず、まったくダレる事無く観られて良かったです。

最後に音楽ですが、
何というのでしょうか…、パソコンやTVが故障した際に流れるような電子音が曲に多用されており、自分としては長くは聴きたく無い曲が幾つか有りました。
ただ、その音や重低音で物語の切迫した状況や、犯人の狂気性が感じられた為、一概に悪い音楽ではなかったと思います。
評価は人それぞれでしょう、気になる方は是非劇場で聴いてください!

ピータン