「久々によかった邦画。」22年目の告白 私が殺人犯です エビさんの映画レビュー(感想・評価)
久々によかった邦画。
原作があるらしいが、未鑑賞 今後も観る予定はないです。
普段は劇場に足を運んでまでは邦画を観ないのですが、CMをみて何となく気になり観にいった。
藤原竜也さん、伊藤英明さん、仲村トオルさんと怪演が出来る役者さん勢揃いで興味本位半分 でもどうせ邦画だし…と偏見の目を持ちつつ鑑賞開始。
結果、これは久々のアタリでした。
これは分類的にサスペンスかミステリーどちらなのだろう。
最後まで鑑賞終えると確実にミステリーなのだが。
真犯人が別に存在するということも、真犯人は誰なのか結構序盤で想定がついてたのだが
キチガイ(褒め言葉)をやらせれば天下一品な藤原竜也さんが主演なので
脳内の推理は本当に正しいのか不安にさせられた。
結末がすぐにわかってしまうと、面白くないので
流石だと思った。
22年前に藤原竜也さんが犯行に及んだとすると
年齢的に無理があるのではないか、キャスティング的に無理があったのでは、とも思ったがそれ以上に
彼を冒頭で犯人とすることにより先入観が入るので結果的によかったと思う。
そんなこと気になったら22年前は子供だろうしね^^;
もうちょっと深く掘って欲しかったなぁと思うのが何点かある。
1.頭が相当キレる真犯人が何故曽根崎の真意に気づかなかったのか。
2.作中に争点となる著書をどういった立場の人間が書けるのか、書いたのかをわかっていたのか。
3.どういった心理で被害者を選出したのか。
4.真犯人が被害者遺族に取材をしているシーン
1、2はおそらく真犯人は全て想定済みで踊らしていたのだろう。
上記全ては尺の都合だろうがそういったシーンを盛り込んで欲しかったという要望。
ともあれ、疾走感があり
どの役者さんも緊迫した演技で映画の世界に引き込んでくれたので観ていてとても楽しかった。
何度も劇場に足を運び観るような内容ではないが
数年後金曜ロードショーで放映されるのを楽しみに待っている。
因みに蛇足だが邦画を劇場では観ない理由として
洋画のような迫力がないため、大スクリーンで観なくてもレンタルもしくはテレビ放送を待てばいい。
日本で気になる役者さんの演技を観たい場合は機会は限られるが演劇を観にいけばいい。
というスタンスなので
決して嫌いという訳ではないのであしからず。