「なぜか銃を構えた鈍臭い牧村刑事」22年目の告白 私が殺人犯です 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜか銃を構えた鈍臭い牧村刑事
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「22年目の告白」見て参りました。韓国版は大好きでさなので、少し懐疑的な目で劇場へ。サスペンス、スリラーは韓国のオハコなので大事故も想定に。予想に反して骨太なサスペンスに仕上がってました。
ところが、やはり日本的と言いますか、少し無理矢理な展開が散見される。色々ありますが、とりあえず藤原竜也が仲村トオルを犯人と決める理由が薄すぎます。告白本に誰よりも早く反応したのが仲村トオルと言っていたが、そう言った描写は特にない。仲村トオルが告白本に興味があるのは付箋の数で示されているけど、それはキャスターであり当時取材していたからだとこちらは思う。僕が見逃してたのかもしれないけど、やっつけじゃなくて練ってほしい。
あとはこれは映画の1番見たくない部分。”何を待ってんだよ”問題です。軽井沢の別荘で藤原竜也が仲村トオルの首を締めてる時に、伊藤英明が銃を構えながら「やめろ〜やめろ〜」とか言ってるんですよ。縄しか持ってない狂乱者に何を警戒してるのか知らんが、素手で止めに行けよ。本当に鈍臭い牧村だな。意味不明すぎて考える前に興醒めしました。
個人的な冒頭の追っかけっこシーンが都営新宿線曙橋駅のウチの会社の目の前なので上がりました。
ただ、全体的には緊迫感があって良かったです。残虐性もそれなりにあったし。どんでん返し展開にも感心しました。早乙女太一も新たな一面を見せてくれた。 興醒めの別荘シーンが悔やまれます。
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