「序盤のキュンキュンが断トツです」きょうのキラ君 パセリさんの映画レビュー(感想・評価)
序盤のキュンキュンが断トツです
変わり者のいじめられっこの女の子ニノちゃんが、自分のことを認めてくれて褒めてくれた余命一年と言われる男の子キラ君に恋をして始まる物語。段々と二人が近づくシーンにキュンキュン要素が満載です。
余命一年ですが序盤それを忘れるかのような理想的な恋模様が描かれており、後半がリアル要素を混ぜ込む展開でこのメリハリが、良かった気がします。最後の結婚式というシチュエーションだけがなんともというのと、出来れば先にニノちゃんの親に宣言して欲しかった気はします。余命の短い子と自分の子供が付き合うことに対する親の葛藤、そしてそれを受け止めようとするキラ君。そこにちゃんと向き合おうとする友達、、、親同士は知り合いのようなので、そこの繋がりが分かればもっと切なそうですね。もしかしたら原作にはあるのかも。
個人的にはキラくんの誕生日を祝ってたけど、実はニノちゃんの誕生日と分かる場面からぐっと引き込まれた気がします。ちょっと予想外でそこにニノちゃんの人間性が出てて、こりゃ気になるなと。後、キラくんがニノちゃんに出会って生きる意味を感じていることを父親に話すシーンがぐっときました。
俳優さん方が素晴らしかった。というかキャスティングが、個人的にはかなり熱かった。中川大志くんは18とは思えないくらい堂々としてますね。今学園系で主役を張ってるのは20前半の方が多いので一つ後の世代だと思いますが、その中では抜けてます、存在感素晴らしい。めちゃめちゃイケメンなのかわからないですけど、今回はザ王道イケメンでした。葉山くんも空回り元気男子良かったし、中学校時代から垢抜け過ぎだけど友達のために頑張れる愛おしいキャラクターでした。そして、やっぱり三浦理恵子さんだなー、この人がいるだけで癒しになる。子供と父親の間のバランスを自然に保とうとする姿勢を自然にかわいらしく演じますね。毎度大好きです。父親の安田さんと娘に友達ができたことを喜ぶシーンがツボ。
飯豊まりえさんはあまりみたことなかったけど、内気だけど好きなことには芯のあるニノちゃん役良かったです。キスシーンも家に誘うシーンもかわいい。父親を睨む目が狂気でした。平祐奈さんは強気な女王様感が素敵でした。ただ葉山くんもだけど、矢部と矢作ではない気がします。
めちゃめちゃダラダラ書いてますが、学園青春モノでもかなり好きな作品です。