「にこにこのニコラス・ケイジ」天使のいる図書館 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
にこにこのニコラス・ケイジ
ストーリーよりも主人公吉井さくらのキャラが面白い。まるでコンピュータのような喋り方と豊富な知識。図書館司書であるにもかかわらず、小説は「主観によるもの」として全く読まないし、好きな本が地図帳、辞書、図鑑だという変わり者。序盤はとにかく笑えるし、脚本の上手さが際立っていた。
父親が神社の宮司という設定も珍しくていいのですが、これを吉本新喜劇の内場勝則が演じているのに、ここで笑いが取れないのが残念。奈良県が舞台なんだし、もっと新喜劇色を出しても問題ない。
老婦人の芦高礼子(香川京子)の半世紀前の淡い恋心を巡り、徐々に人の心を知るようになっていくメガネっ子吉井さくら。見る側からすれば恋などしなくていいから、一家に一台、手元に置いておきたくなる存在だ・・・
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