「Siriみたいな女性の物語」天使のいる図書館 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
Siriみたいな女性の物語
ある意味ちょっと変わった図書館勤務の主人公の物語。あまり相手の感情を読み取れない。
例えてしまえばSiriの様な女性である。知識はあるものの、活用方法イマイチで的はずれな回答もしばしば。
またSiriの様な言葉遣いをする為、主人公の設定参考は間違いなくSiriだろう。
図書館を訪れた香川京子扮するおばあちゃんとの交流をきっかけに、心を感じていく主人公の姿。取り巻く過去のストーリーも素晴らしい。
一番いい味出していたのは主人公の上司のひろみさんですね。
知恵袋的存在だし、お金を出せば殆ど解決するこの世の中に一石を投じれる存在感。
最後はほっこりとした気分になりました。
自分の知識だけが全てじゃない。活用するからこそ価値が生まれる。
Siriもこの様に進化すればいいんですがね。笑
低予算でもここまで完成された映画。日本らしい「心」がある映画。
いい映画を拾った気分です。
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