ジャック・リーチャー NEVER GO BACKのレビュー・感想・評価
全220件中、181~200件目を表示
ボーンかリーチャーか
ネバー セイ・ネバー アゲイン
トム・クルーズ主演のサスペンスアクションシリーズ第2弾。
1作目はハードボイルドかと思いきや色々ヌルい点
が多くてあんまり好きじゃなかったのだけど、
今回はかなり楽しめた。前作(2.5判定)からグッと
評価上げて、大満足の4.0判定付けさせていただきます。
元特殊部隊員で、今は全米各地を放浪しながら
事件を解決する一匹狼、ジャック・リーチャー。
彼はある軍人殺しの容疑をかけられた友人を救おうと
調査を始めるが、自身に別の殺人容疑をかけられた上、
ジャックの実子の可能性がある少女までもが、
彼を脅す材料として何者かに狙われる羽目に。
友人そして少女と共に逃避行を続けつつ、
ジャックは事件の真相を探る――というアラスジ。
* * *
軍人殺しの真相を追うサスペンスはなかなかに
入り組んでいたり意外な展開があったりで
面白かったし(箱を開けるシーンとか特に)、
最後までジャック達を苦しめる仇敵の登場も
サスペンスアクションとして良いアクセント。
(顔面と言動にちょっと迫力が足りないケド。
あと、あんな手袋や服装だと人混みにいても
一発でヤバい人だと気付かれそうな気が……)
アナログなアクションシーンの数々もグッド!
『ボーン』シリーズ以来の主流であるスピーディで
ソリッドな格闘戦が主体だが、一撃一撃に痛みと重みがある。
走るわ殴るわの肉体アクションは勿論、随所の
ガンアクションやカーアクションも地味過ぎず
派手過ぎず、ハードで良い塩梅に仕上がっていた。
あと、夜間銃撃戦でのマズルフラッシュ(銃撃時
の閃光)がなんだかスゴいキレイに撮れてました。
* * *
サスペンスアクションとしても水準以上の出来だが、
不器用で無愛想なハードボイルド野郎ジャックが、
精神的にも肉体的にも力強いターナー(戦闘力も
男顔負け)&反抗的で束縛大嫌いな少女サマンサ
の女性タッグにたじたじになる展開も面白い。
ハード過ぎずソフト過ぎずの丁度良いところ。
特に不器用過ぎる父と娘が共に成長していくドラマ
の流れは秀逸で、終盤の展開には思いがけず涙。
本当にサマンサがジャックの実娘かは観てのお楽しみとして、
きっとサマンサは終盤のあの場面を見つめながら、
もうジャックが自分の父親であることを願っていたと思う。
無愛想で、男女観も古臭くて、おまけにデリカシーも
無いけど、眠る姿を見守り、命懸けで自分を守る姿は、
ずっと傍に居てくれなかった父親のそれだった。
その想いは決して一方的ではなく、サマンサとの
絆を感じさせるジャックのラストの表情がまた良い。
* * *
Never go back(決して帰らない)なんて言っても、
たとえそれが物理的な意味では本当だとしても、
心の帰る場所だけはきっと誰にでも必要。
独りで万事を解決できる一匹狼でもそれは同じで、
彼は物語の冒頭からそんな場所を求めていて、最後に
思いがけずそれを見つけることが出来たんだろう。
なので、もう帰らないなんて言わないで、
この調子でシリーズ新作作ってくれると嬉しい。
<2016.11.12鑑賞>
さすが!
これはこれでアリ!?
ちょっと最近の
分かる人だけ分かればイイ!
トムクルーズによる、トムクルーズのための映画
初めに言っておくと、決して面白く無い訳ではない。ストーリーもしっかりしているし、アクションも見応えがあってよく出来てるなーという印象を受ける。(ちなみに、ジャックリーチャーは本作が初だったが、特に違和感なく楽しめた。)
たが、どうしても「トムクルーズのための映画」という印象を拭えなかった。もっと言うなら、「これからのトムクルーズの取扱説明書」というイメージだ。
とにかく展開がベタなのだ。かつて伝説として名を馳せた元軍人、よきパートナー兼ヒロイン役のとなる女性軍人、「私はあなたの娘だ」と名乗る女の子、そして巨大企業の陰謀に巻き込まれていく三人・・・
話に粗は無いし、アクションシーンも見事なのだがびっくりするくらい想像通りに物語が進む。
「トップガンの輝きを保ちながら、大人になったトム」「まだまだアクションは現役のトム」「子供を持つ年齢になり、父親役もばっちりこなすトム」これからのトムクルーズの取扱説明書のような映画だった。
ここまで書いて言うのもなんだが、面白く無い訳では無い。見て損をした、とまではならない筈だ。ただ、事前の期待を上回りも、下回りもしないと感じるだろう。
ダブルヒロインは良い結果に
前作の遊びがない作りからは打って変わって
作中にコミカルな演出もあって作品のクオリティは高い
濡れ場はなく、目を背けたくなるようなグロテスクな表現はない。
字幕は 戸 田 奈 津 子
ヒロインはボンクラで何もないところでも転ぶというのがアクションのお約束
しかし本作はダブルヒロインで、
一人は草薙素子ばりの最強軍人ヒロイン(34)と
ボンクラさを極めた糞ガキがヒロインだ。
これによってお約束はまもりつつ、映画に目新しさをもたらしている。
めちゃくちゃ強い、主人公の足を引っ張らないヒロインは最高に爽快だ
ジャック・リーチャーは前作同様超強い、残念だったのはスナイパーライフルを使う場面がなかった。
肉弾戦ばかりで前作のように遠距離戦が足りない。
だが、プロレスのようにエンターテインメント性が高い格闘は魅力。
優しさも見せる場面があり、キャラクターの魅力も深まった
トム・クルーズの肉体に驚愕するのも楽しみ方の一つ
普通?
様々な層に分けての見方の注意点()
なんだ、この感じ?
全220件中、181~200件目を表示