「重い現実」まなざし ちひろさんの映画レビュー(感想・評価)
重い現実
介護により疲弊していく家族の姿がよくでていると思う。全編を通して会話がほとんどないのもリアルで、淡々と介護をしながらも精神的に追い詰められ、おかしくなっていってしまう様子が人間の器用さとも脆さとも取れるような気がする。
介護を通して家族とはと考えさせられる。自分はどこまで親を介護してあげられるだろうか?また、親はどこまで介護してほしいだろうか?医療発展により延命が可能となっているこの時代、どこまで生きていたいか自分で決めるという選択肢もありなのではないだろうか?など様々な疑問、提案が思い浮かぶ。この作品をみて家族会議してみるのもいいと思った。
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