「微妙。。」東京喰種　トーキョーグール　Megさんの映画レビュー（感想・評価）

主役の金木はどうしても自分の中では神木隆之介にしてほしい、と思ってました。
しかし映画を見て、
汚れ役が出来ない俳優なのか。
事務所の許可がおりなかったのだろう、と勝手に納得しました(笑)
その辺りは窪田正孝すげえな、と。
しかしキャスト全員で納得いったのは大泉洋だけです。
あとは全員…キャスト自身の年齢がいきすぎて
なんか見ててしんどかったです…。

あと、原作通りと言われてる方いますけど、
原作通りではありません。
映画用に着色されてて、その着色もほぼオリジナルといえるぐらいのしかたなので、原作でいう名場面、名セリフでさえも微妙に変えられてて、とても軽々しく感じました。
(そこは重みがほしい場面なのに！と何度思ったことか)
あと、そういう場面を入れるのは良いけど、取ってつけたというか、なんか、そこじゃない感。

続編にするには、前編、焦りすぎです。
2時間程に詰め込むためなのかもしれないが、それにしては範囲が広すぎたからこうなってしまったのか？

原作をこよなく愛する人にとってはモヤモヤしかない映画だったと思います。
また、これをきっかけに原作を読もうとする人にとっては、いかに映画がいろんな意味で滅茶苦茶なのかが分かるだろうし、逆に映画のせいで、これの何が良いの？支離滅裂で意味がわからない。一体何が伝えたかったの？となってしまって原作すらそのように見られてしまう可能性だってある内容でした。

本当に見てて、シンゴジラ(日本の映画の限界)を思い出しました。
同じガッカリ感です。
DVDはおろか、金曜ロードショーでみる程度で良いぐらいです。