「改 レビューを見て映画に行ったのですが」忍びの国 Masakiさんの映画レビュー(感想・評価)
改 レビューを見て映画に行ったのですが
どう考えても本作のレビューとしては合っていないと感じました。本当は星2つくらいにするべきですがあからさまに組織票かと思われるくらい高評価が多いため、辛口にしておきます。一体どこで涙が出るシーンがあったのか。アイドル主演で脚本の変更し過ぎでは、と思ったらエンドロールでまさかの脚本まで和田竜と知り余計に力が抜けました。
やはり興行である以上仕方のないことなんですね。
追記
あまりの衝撃に生まれて初めてレビューを書いたのですが思った以上に反応があって嬉しかったのでもう少し詳しく書きます。
映画を1つの物語として感情移入できて楽しめるかを大事にしますので役者の演技や演出はその中の条件ですね。
今回映画を見たあと原作をもう一度読みましたが無門のハマり役は素晴らしいですね。セリフは全部あの声と調子になります。他の役も脳内再生はバッチリです。キャスト、演技は素晴らしいんでしょうね。
原作も面白かったですね。私は恩義、愛の欠けた忍者社会は今までのイメージで持っていましたが、どういうコミュニティを作っていたかや無門、お国その他の性格付けなどが特に面白く、どうストーリーを締めくくるのか気になり一気読みでした。
じゃあ何が映画にのめり込めなくしていたのかと考えると、全編を通して一貫性のないチグハグな演出と、無理に美談に締めくくろうとして余計に興醒めしたところです。
武家のプライドを持ちわがままなお国が急に修行中の子を気にする、前半ヘタレ扱いでなんの武へんの説明もなく突然一刀両断する左京之助、最後は突然ゆかりのない子を連れる無門。
なんであそこは配役を変えたんですかね。必然性があったんでしょうか。
また、原作での脳内再生では気になりませんでしたが映画になると奇妙な間になってしまうシーンが思った以上に目立って冷めてしまいました。
そういうシーンこそ映画の主題を冷めさせない演出がキモだと思います。
感性の問題かもしれませんが私には泣けませんでした。
いっそもっとコメディに寄せるとか具教や川のシーンのように歌舞伎や演劇風にこだわるなど方法はあったかもしれませんが今回の出来は軽くなってしまっていて最高の材料でインスタントの味を再現したような残念感でした。
ということで星2つです。
無門に大野くんは適役でしたね。
原作を読み直した際に本当に思いましたよ。
まあ感じ方は人それぞれだけど自分と合わなかったから組織票とか根拠ないこと書かない方がいいと思うよ。組織票が多いから本当は2だけど厳しめにつけたとか評価のコントロールにつながるんじゃないかって彼女が言ってるけど(笑)
何度も言いますが、素晴らしい役者さんの演技には拍手です!ですが、それを潰すレベルのひどい脚本と演出がある事が残念なんです。とにかくテンポも悪くダサい。頑張って集中しなければならない。いい映画には 、?なんて出てこないと思います。鑑賞側に余計なことを考えさせてはいけない。ましてやアクションなのに...
この監督さんで他にも様々な作品拝見しましたが、どれも誠実さに欠ける、とりあえず感は否めないと思います。
おそらくですが感性の問題でしょう。
なにがいいのかわからない…というレビューを目にするたびに残念な気持ちになります。
感じる能力が乏しければ、何を観ても意味が解らないままだと思います。
いわゆる馬の耳に…とかいうやつですね。
この映画、娯楽としてさらっと観ることもできますし、メッセージ性の強い作品と深く感じ取ることもできる、不思議な作りになっていますよ。
アイドル主演…ということで、色眼鏡が濃すぎるのかもしれませんね。
また組織票…というようなお話についてですが
高評価なレビューの方は、それなりに自分が感じたことを自分の言葉で語っておられますが、反対に妙に辛口な星の数とレビューの方は、レビューの中身がまったくないことが多くて…。
それこそ、ただこの映画を貶めたいだけの組織票なんだろうと思っています。
長々と失礼いたしました。
泣いた所はラストの鈴木くんとのアクション後、大野くん一言です。
私も初回の時に泣いてる方がいて、何故?と思いました。
二回目の時に理由がはっきりと分かりました。
組織票の反対語は浮動票です。
主演 大野智の時点で好意的なレビューが多くなるのはわざわざ映画館に足を運ばなくてもわかりそうなものです。
これまでの忍者の概念を覆すような描写や、北畠役の國村隼さんの気迫の殺陣や、大善役の伊勢谷さんの豪胆さをご覧になっても評価がほとんどないことに驚きを隠せませんが、まあ、映像作品の好みはそれぞれですから、何とも言えないですね。