「鑑賞記録」相棒 劇場版IV 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断 ハッピー・ホーガンさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞記録
相棒については、1シーズンしっかりと追いかけるようになったのはそれこそ反町隆史参戦後だったりするくらいの熱量でして(毎週の放送は楽しませてもらってます)。ただ劇場版に関しては、劇場で観たりDVDで見たりとなんだかんだ追っかけている感じなのです。
劇場版第3作が本当に期待外れで、4はどうなることやらと思っていたところ、発表された座組を見て一安心。監督が『探偵はBARにいる』シリーズの橋本一、脚本が相棒だけでなくウルトラマンシリーズにも縁がある太田愛ならば面白くないわけがない!そしてその予想は嬉しいことに当たりました。面白かった!
今回感じたのは、長期シリーズの強みをガンガン出して来たなということ。お茶の間で普段より見ているキャラクターたち(特命係だけでなく、捜査一課コンビなど)の活躍やギャグ演出など、巨大なスクリーンでそれが見られるということだけで固定ファンは楽しいものだと思います。
そこに加えて、現シリーズではレギュラー出演していないキャラクターがゲストとしてやってくるという特別なイベントが設定されているので、ファンであるなら垂涎間違いなし。米沢さんの安定感は言うに及ばずであるが、言及しておきたいのは2代目相棒神戸尊!劇場版第3作でも出て来てましたが、今作での頼りになる助っ人感は素敵の一言。ちなみに神戸くんのこの活躍ぶりを、反町隆史がインタビューで「ピンチの時にやってくるウルトラ兄弟みたいですね(うろ覚え)」と例えていて、この人は信用できる人だなと勝手に思った次第(その男は仮面ライダー3号だけどな!ウルトラ兄弟で例えてくれたことが何より嬉しい。)。
ストーリーも重厚さとスケール増し増しで、劇場版の名に相応しい。思えば大規模イベントでのテロ阻止って、劇場版第1作以来な気がします。と言うか、犯人とかテーマとか、すごく劇場版第1作を想起させられたのですが、私だけでしょうか(ネタバレか?)。
これらのことから感じたのは、名探偵コナンの劇場版を見に来ているみたいだということ。迷走とか人気低迷とか色々囁かれてるシリーズですが、全然そんなことは感じませんでしたよ。最も、自分も相棒固定客に片足突っ込んでるからかもしれませんが。
とりあえず、まだしばらくは冠城亘の活躍が見たいですよ、東映さん!(冠城くんが次の相棒を助けてる姿も見たいといえば見たい)