「無理矢理感が強まった」トランスフォーマー 最後の騎士王 M.Kotaroさんの映画レビュー(感想・評価)
無理矢理感が強まった
およそ2時間30分の長尺。さすがにやや冗長な印象で、観ていて少し疲れた。とは言えCGを駆使した迫力満点の映像はマイケル・ベイ監督ならでは。ド派手な戦闘シーンはもちろん、巨大な宇宙船が登場するなどあらゆる場面で過剰なまでのスケールの大きさを強く押し出している印象だ。
ストーリー的には「アーサー王物語」を持ち込んでオートボット達と人類の歴史を密接に絡めるなど工夫が見られるが、はっきり言って後付けもいいところ。物語に深みが増すというよりは、広がりすぎて散漫になってしまっていると思う。アクションが売りの映画なので、ストーリーはもっと単純でいい。
新作が公開されるたびにこのシリーズはどこまで続くのかと思うのだが、本作のエンディングを見るかぎり、どうやらまだまだ続くようだ。自作は、派手さは維持しつつも、もっとコンパクトな作品になるといいのだが。
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