「トランスフォーマー・シネマ・ユニバース。」トランスフォーマー 最後の騎士王 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
トランスフォーマー・シネマ・ユニバース。
このシリーズもどこへ行ってしまうのだろうか。車がトランスフォームしてロボットになる、ただそれだけのおもちゃだったのに。
今回はアーサー王の伝説とリンクさせる。かえすがえすもガイ・リッチーの「キング・アーサー」を観逃したことが悔やまれる。アーサー王の話を知っていれば絶対もっと楽しめたはず。
全編が見せ場といってもいい映像であった。見せ場は予告編に映ったもので全部だったという映画もあるなか、2時間半をこれでもかという映像でたたみかける。
シリーズの初めの頃は、アクションになると何がどうなっているかわからないような映像もあったのに、いつのまにやら洗練された映像になっている。
マイケル・ベイの膂力というか底力というか、これまでの演出の技術にさらにみがきをかけたうえに、ストーリーテラーとしての腕もあげている。
ひとつのシリーズの中で、自らの成長を示す稀有な監督である。
思えば、アメリカのシリーズものでひとりの監督が5本手がけたものはないのではないか。「アバター」(ジェームズ・キャメロン監督)が完成すれば5本で並ぶが。
本シリーズ、まだまだ続く気配である。
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