「放映初日の朝一番に見入った結果」トランスフォーマー 最後の騎士王 TTさんの映画レビュー(感想・評価)
放映初日の朝一番に見入った結果
アニメやアメコミ、今回の実写まで色々なトランスフォーマー作品を見させていただきました。
どれもそれぞれの魅力があり、面白く、かっこよくて魅力のあるシリーズ作品だと思っております(アニメの無印が一番好きです^^)
ただ今回の映画に関してはイマイチ....と言うよりも実写映画の内容がマンネリで飽きてきてしまっているということもあると思います。地球にトランスフォーマーの大事なもの隠しすぎ...というツッコミを入れたくなりますね(これはこれでネタとして面白いですが....)
アクションシーンは監督の得意分野で相変わらずの大迫力で映像は素晴らしいです。でもそれだけです。
印象に残るような戦闘シーンが少なかった、せっかくのトランスフォーマーたちのカッコイイ活躍シーンが少なすぎたという点が大変残念でなりません。
第一作目と二作目は大変出来が良く、子供のころに戻ったようにドキドキハラハラと興奮と笑いに満ち溢れていました。
トランスフォーマーたちの名前も覚えました。それぞれのキャラクターに個性があり、みんなイキイキとして魅力的で「このキャラはこのシーンがカッコよかった」と映画のワンシーンを思い出しては買ったおもちゃをいじってニヤニヤしたりもしました。(今思うととても気持ち悪いですが
しかし今回の映画は今までで一番人間を中心としている内容です。もうトランスフォーマーじゃなくて戦争映画で良いんじゃない?と失礼ながら思いました。
人間のキャラクターも魅力的だとは思います。かくいう私もレノックスに惚れこみ俳優であるジョシュ・デュアメルが出演している映画を探しては見まくっていました。
今回レノックスはたくさん出番がありました。でも出番が多いのとキャラクターが活かされるのはまた別なんですよ。
あれはもう「レノックス」ではなくその他大勢にまぎれる軍人の一人です。
私が思うに唯一キャラクターが活きたのはエドムンドという老人とコグマンくらいじゃないかと思っています。
トランスフォーマー映画で売りにしている「オプティマス」「バンブルビー」「メガトロン」
扱いが雑なような気がします。バンブルビーはCMなどでも使われていた迫力のあるあのシーン。よかったですね。
でもそれだけなんですよ。他に強く印象に残ってるところを聞かれるとほとんどないんです。
何でですかね。不思議ですね。楽しみで放映初日の朝一番に見に行ったのが悪かったんですかね。
あれだけ「オプティマスが敵側になるよ!!」とさんざん宣伝したにもかかわらず、数分戦ってバンブルビーが「あなたのためなら死んでもいい」「私はあなたの友人です」みたいなことを一回言ったら裏切りはあっさり終わり。
カッコイイ台詞。カッコイイシーン。確かにちょこちょこありました。
でもそこに至るまでの内容が安っぽすぎる。短すぎる。話のつなぎ下手くそか。
本当に申し訳ないのですが「こういう台詞皆好きでしょ?」「こういうネタ好きでしょ?」と軽くあしらわれているような気になります。オタクの妄想のほうがよっぽどマシな洗脳ネタを考えますね。
「今回の映画を見て面白くないと言っているのはトランスフォーマーファンじゃない」もしくは「アニメ初代を見てないからだ」なんて言葉をちょこちょこ見かけますが…映画にファンも何も関係ないですね。
映画の続編というのは、まあ前回の映画を見ていないと内容が分からなかったりするものです。それは分かります。
まして、トランスフォーマーシリーズは5作目です。
内容が引き続いていたら追っかけのファンじゃないとわからないですよね。
でも今回は前作と同じキャラが出ていて中心的な話の内容については前回の続き…というわけではないですね。
まあ本当に「トランスフォーマー一回も見たことないよ」という方は意味が分からないでしょう。
最初は意味が分からず映画を見続けることになりますが、映画の内容が面白ければ途中から楽しくなって「前作も見てみよう」という気を起させるのではないかと思います。「ファンじゃないから~」というのは理由になりません。
ファンにしかわからない映画というのはもうオナニーと一緒ですね...自分が気持ち良ければそれでよし...
オタクが一般人に対してマシンガントークで自分の好きなキャラを語っているような…そんな感じ...
あと「初代アニメと似てる」というのもシリアスよりのアクション映画としてもうだめなんじゃないですかね
これだけ文句をだらだら書いてなんですけども、結局人の感性はそれぞれですし面白いと思う人は面白いのでしょう。
今作はただ私の好みではなかった。それだけのことだと思います。
長々と失礼いたしました。