白い帽子の女のレビュー・感想・評価
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アンジェリーナ・ジョリー・ピットという作り手
個人評価:4.0
アンジーが監督というだけで食わず嫌いでいた自分を恥じる。作品性も高く、伝えたいテーマをしっりともっている。監督だけでなく脚本もアンジーが手掛け、100%彼女が伝えたいテーマを映像化している。夫婦の在り方を、新婚、熟年、妻と死別した老人とを対比させ、まさにこの愛がごぼれ落ちない様に人生をも描いている。
ブラピ、アンジーという実夫婦だから出来たリアルな空気感が、物語に入り込める要因の一つでもある。
アンジェリーナ・ジョリー・ピットという作り手を追ってみようと思う。
NYで何があったのか
明るい南仏の白いリゾートホテルに中年の小説家夫妻が越してくるが、なぜか妻はツンツンと不機嫌で物思いにふけりるばかり、夫は書けないままにイライラと酒に溺れる様は結婚14年、明らかに破綻している。いったいNYで何があったのか。静かで明るいプロローグから一気に引き込まれて行く。
主演の二人が実生活で夫婦であることが頭の隅にあると乗って行けないだろう
独特な雰囲気
あらすじ自体はどうってことないようだけれど、視覚的には結構凝ってるのでは?優雅だけれど淀んで気だるく、メリハリがない。そんな雰囲気がストーリーにマッチ。人生にはそんな時期もあある。「By the sea」タイトル凄くいい。こんな場所で人生仕切り直してみたい。
名車シトロエン
アンジーの監督・制作。
実際の二人の離婚も さもありなんって感じ。
ブラッドもよくこの映画に付き合ったよね。同性としてはその夫としての思いやりに万感の拍手を送りたい。
ストーリーは、病人の出てくる病的な映画なのでこんなんで仕方ないでしょう。
でも!
冒頭とラストに、光と風の中を疾走する名車【シトロエン・シュプロン】を見れたから星5つなんです。感動。
マニアから借り受けたのでしょう。こんなに状態の良いクラシックカー。
潮水の中に惜し気もなく入ってしまうシーンは「あ"~!」と声が出てしまった。
原題は「海辺にて」。
仏車好きにはたまらない逸品です。
・・・・・・・
オープンカーの映画は僕はしらみつぶしに観ていますネ。
オススメ2題は、
「泥棒成金』
グレース・ケリーが助手席にケーリー・グラントを乗せて走った。これが、サンビーム・アルパイン。
当時のあまりにもチープなカーチェイスシーンは抱腹絶倒。大真面目なだけに笑える。
「ローマ発、しあわせ行き」
イタリアのラブコメディ。赤いアルファロメオが老婆の初恋を乗せて逃避行。
かつては僕もオープンカー乗り、
きりんレビュー。
邦題が的外れ
内容は良かった。関係が微妙な熟年夫婦が、新婚夫婦に嫉妬して覗くようになる。終盤に過去が明らかになるが、大方は予想できる。傷ついた過去を持つ夫婦の静かな再生、あんまり感動もなく、淡々と描かれていて日常的でいい映画だった。
黒い帽子でもある。
BY THE SEA
洋題のがいい!ぜったい。
何かが始まりそうで始まらない映画だった。
夫婦あるあるいいたい映画??
もしかしたらホラーだったのかもしれない!
アンジーの顔がホラー
離婚の危機でこんなにタイムリーなのになぜ話題にならないのか!
結局何を表現したかったのかな
夫婦って、時期が立つとこんなになってしまうのかな。女性の方が複雑で、か弱いのは理解できるけど、こんなわがままでは男性の方がたまらん。自分の母親を見ているみたいで、嫌だった。又、ピット夫妻の現実を見ているようです。そして、邦題の白い帽子って、何を表現したかったのか、良く解らんです。
アメリカ映画だったんだ
雰囲気あって美しいフランス映画っぽい映画。
どんな映画化か知らないまま観ていました。
もう少し大きな展開があるのかと思っていましたが、案外内に籠ったお話し。
やっぱり邦題がダメ!
期待してしまうじゃないですか。
直訳で良かったのに。
ただ、ここでホテルや食堂を開いている二人の老人が素晴らしい。
ある意味羨ましい・・・・。
自分のエゴに向き合う
つらい出来事、悲しい事があった時、人はどうやって立ち直っていくのか?
この映画は身につまされるように赤裸々にえぐっていく。閉じこもり、嫉妬、酒、タバコ、会話もいたわるつもりなのか、傷つけるつもりなのか、わからない時がある。
立ち直るまでには、まだ時間がかかりそうだけれど… 正直、疲れました。色々な部分で自分を見ているようでした。
ロケ地のマルタの美しさが救いです。
白い帽子がどうしたのかな?みたいな邦題ですね。
アンジーによるアンジーのための映画
Pitt夫妻の離婚訴訟が報じられたばかりだが、平日16時45分のシアターは閑散としていた。「ハドソン川の奇跡」とはえらい違いである。話題性は必ずしも興行成績に結びつかないということだ。
舞台が南仏ということもあり、映画ではフランス語と英語が使われる。登場人物にアメリカ的な喧噪はなく、ホテルで過ごす夫婦の気怠い日々が淡々と過ぎていく。若い頃によく使っていた「アンニュイ」という言葉を思い出した。
映画は壊れかけた夫婦関係の話である。夫は懸命だが、妻は自分の殻に閉じこもっている。夫婦だけで過ごしていたら、いつまで経っても何も進展しないが、他人が絡むことによって、こんがらがった糸が微妙に解れていく。
夫婦間のコミュニケーションとセックスのありように主眼を置いた愛がテーマの、フランス人好みの映画のように見えるが、そうではない。フランス人なら世界の本質に迫ろうとする客観的な見方があるが、この映画にはそれがない。やっぱりアメリカ映画である。
あるのは妻ヴァネッサから見た世界だけだ。世界や他人がどうなるかではなく、自分がどう感じるかだけが問題なのだ。それは取りも直さず、監督脚本主演であるアンジーの世界観に等しい。
観客は振り回される夫ローランドに感情移入しても、妻ヴァネッサには感情移入できない。ローランドと同じようにヴァネッサのひとりよがりに振り回されるうちに、映画は終わる。最初から最後までヴァネッサの自分探しみたいな作品だ。アンジー監督が自分自身のためだけに作った、思い出のアルバムである。そこに等身大の女はおらず、愛もない。
最後までつまらない
飛行機の中で見た作品。
主役二人の共演ということで見てみたが、最初から最後まで、ずっとつまらない作品でした。
ストーリー上の核心と言える「問題」の謎が最後に明かされますが、それがまた目が点になるほどくだらない。
こんな映画にお金払って見る人なんかいるんかなと思うほどです。よほど出演者のファンでない限りまったく見る理由がありません。
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