弁護人のレビュー・感想・評価
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韓国は、自らの手で自由を勝ち取ってきた国なのですね。韓国の映画、ド...
韓国は、自らの手で自由を勝ち取ってきた国なのですね。韓国の映画、ドラマの根底に、個人、人に対する、優しい眼差しや愛があるように感じます。その、人間愛が今の韓国の成長の源なのでしょうね。
「タクシー運転手」とセットで
期待していた以上に面白かった。
『タクシー運転手』とセットで見ると良いと思う。
ちょいちょい「ん?」と思うところはあるにしても
中盤以降の畳みかけには圧倒されて、
主人公と一緒に熱くなっていく自分を感じた。
それにしても主人公のモデルは廬武鉉さんか…。
大統領退任後のことを思うと心苦しい。
素晴らしい
税務弁護士として、なりふり構わない仕事ぶりが丁寧に描かれているぶん、ある事件を契機とした人権派への変貌が胸に沁みる。
主人公をヒロイックに描かなくても、その心が熱く伝わってくるのだ。
光州事件に連なるこの頃の韓国は、このあと1987年の民主化闘争へと連なる。
ソン・ガンホ、ここでも名演。
苦しい道を選ぶ人
韓国の歴史はいつも韓国映画で初めて知ることになるのですが、盧武鉉の経歴も本作で初めて知りました。今の韓国はイケてる国として若者から人気がありますが、僅か数十年前にはこんな圧政だったなんて本当に信じられません。ソウルオリンピックの少し前の出来事ですよね?
敢えて苦しい道を選んだ盧武鉉。彼の最期を知っているから、観ていて余計に苦しくなりました。そして、ソン・ガンホの演技なくして本作は成立しなかったと思います。これが、本物の映画。
金大中→盧武鉉→文在寅と、何の後ろ盾もなく権力と闘った人が大統領になる韓国は本当に尊敬に値しますよね。我が国はある意味平和だからかもしれませんが、こういう政治家っていない。安倍さんや進次郎みたいなボンボン世襲議員と、彼らは面構えも器もレベルが違いすぎ。だって、民主主義を勝ち取る為に権力に逮捕されたり、殺されかけたり、拷問されたりしてるんですよ。
なにが重要なのか、
光州事件から今までの政府の、民衆の軌跡が気になり本作品を見てみた。
1980年から以降今に至るまでの数十年、誰かの努力の上に今がある事が分かった。
タクシードライバーも1987もそうだけど、今2021年。そんなに遠い昔ではない。
これは日本も同様だ。
理解出来ない理不尽さを訴えるのには、思いを伝えなければ始まらない。
デモしたって何も変わらない、ではなく、何もしなければ何も変わらない。
気づくだけでも繋げることが出来ると思う。
理不尽さに涙が出る。
でも観て良かった。
周りを巻き込む重要さ、正しさに気づけば周り巡って自分に帰ってくることもある。
おすすめ。ぜひ観てください。
世界が見えていない。
感動しました。
本当に良かったです。
ソンガンホの演技に魅了されました。
この話は光州事件の翌年の出来事で1987へと繋がっていく。
韓国の民主化が少しずつ進んでいく。
目が離せない作品でした。
ガンホを初めて観たのはパラサイトの🎬だったことを改めて知った。あの時ことは余り覚えてなくて。(^^)
紛れもなくすごい映画
いやーもうすごかった!見てよかった映画です!
もうすごかった。
最初からの最後までのジェットコースター感はんぱねえ。
ストーリーもすごいし、何より演技力よ。
韓国語は全然わからないのに、伝わってくる熱量。
ああすごかった。
弁護士の鑑
弁護士モノは観ていて辛いですね。
特にこの作品は周りにはほとんど味方なし、拷問有りの映像的にも辛い話でした。
前半は割とポップな感じで少しダラダラとしましたが、馴染みの店の息子パク・ジヌが不当逮捕されることで、物語が動き出します。
ここからは韓国映画らしい社会風刺の効きすぎともいえる重い話に。
実話が元ということで、余計考えさせられます。
闇に埋もれているだけで、こういったことは実はどこの国にもあるのかもしれない。
とてもメッセージ性のある映画でした。
そして、なんといっても毎度お馴染みソン・ガンホさん。
今まで観た彼の出演作で1番好きかもっていう演技をされていました。
法廷での涙のシーンは勿論のこと、普通の一父親としての様子もとても上手くてリアルです。
不条理な世界で苦しくて泣きたくなるけど、ラストにはプチ感動できます。
韓国の暗い陰
がテーマの映画が目に付くが、白日の下に晒されて議論が深まるのはいいことだと思う。
日本にも同じような事が起こった過去はないのだろうか?
今の政府でも法解釈をねじ曲げたり文書破棄を行うようなやり方は、もしかしたらこの様な事件と繋がる考え方ではないのだろうか?
正しい事を行っているつもりが、権力や地位で勘違いが生じて世間一般と考え方が乖離していく事に警鐘を鳴らしているのだと思う。
冤罪、拷問
昔の韓国がいかに恐ろしいところだったかがよく分かります。なんの罪もない若者が捕まって拷問されて...。そんな人々を助けようと、国家を敵に回して闘った弁護士の話。
見ててかわいそうだったけど、韓国では実際にこんなことが起こっていたんだということと、もうこのようなことが起きてはならないということを観てて感じました。
ソン
ガンホと、オダルスで、面白くないわけがないのだけれど、軽く予想を越えてくる。ガンホのカッコいいこと、カッコいいこと。いまだ日本にはトニーレオンを超える逸材は現れていないのだけれど、韓国にはソンガンホがいる。自国のネガティヴな歴史を、このリズムで、エンタメに仕上げてくる恨文化の成熟度の高さに嫉妬しか覚えない。
恐ろしや公安警察
大変見応えがあった。(2回目)
前半の成り上がり映画のコメディっぽさから一転、
ラストは胸熱の人権ドラマだった。
ノ・ムヒョン大統領がモデルらしいが、
こんな熱い弁護士が後に大統領になるって素晴らしい!
と思ってからのノ・ムヒョン大統領の最期を知るととても
悲しくなる。
タクシー運転手の光州事件めそうだけど、
軍事政権下の公安警察は恐ろしい。
まさに白も黒と言えば黒。の世界。
公安幹部が表情から台詞から態度まで、
何かれ何まで腹立たしかった。
軍医はあの後どうなったかスゴい気になるが、
知らない方が良い世界なのかもしれない。
公安にも天罰が下って欲しい。
新聞記者との友情、強い相手に昔の喧嘩相手と手を組む
みたいな展開が熱かった。
軍医が来て海外記者も来て、さぁ逆転だ!の展開から
大どんでん返しは映画的には好きだったが、
事実だとすれば恐ろし過ぎた。
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