「ダラダラでラブラブ。」王様のためのホログラム ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ダラダラでラブラブ。
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てっきりコメディだと思って観始めたら、なんだか様相が違う?
アレ確かにT・ハンクスはいつものように真面目顔で困っている
のに、なんだか身につまされない…っていう不思議な感覚の作品。
タイトル通り王様にホログラムをプレゼンする中年サラリーマン
のお仕事奮闘記のはずなんだけど、お国柄?なのか設定どおり?
なのか、ダラダラしてばかりで話も仕事も進んでいかない。挙句
ハンクスは後半ラブラブモード全開でラブシーンが沢山出てくる。
えー??何じゃいなこれは~。と思ってしまうところなんだけど、
テーマはそれでいいみたいだ。イスラム文化に毎日触れるにつれ、
だんだん馴染んでいく主人公と同じで、観客もだんだん親しみを
覚えればいいのか…と中盤あたりでやっと気が付く始末。不思議
な印象こそがまさに異文化発信のなせる業、こちらの既成概念を
取っ払う必要性があったか。映画も人生も自在に受け取れる人間
になりなさいよー。って教育されているようなモヤモヤした気分
で観終えた感じもするが、ホログラム中にB・ウィショーが登場
したところだけは「お!」って少し乗り出し気味になったりした。
(結局中国に持ってかれるのね。日本も同じ目に遭ってるからかな)
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