「美しい」ボヴァリー夫人 ヒポリタさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい
ミア・ワシコウスカとエズラ・ミラー。
フローベールの文学の世界観に似合った二人と、ファッション・インテリア・風景、どれを取っても美しい作品でした。
内容としては、修道院から出て町の医師と結婚した女性が、思い描いていた結婚像通りではない退屈な毎日に飽き、浪費と不倫を繰り返し身を滅ぼして行くお話。どんなに退屈でも淡々と生きること、足るを知る事が大事であるといういつの時代にも通じる教訓が描かれている。
ミア・ワシコウスカは、ジェーン・エアなどもそうですが、文学の世界観に溶け込んだような佇まいで非常に美しいのですが、理想を追うあまりに破滅を招くほどに激しい感情を秘めているようには見えず、やはり清純に見えてしまうのでその点だけが違和感が残りました。とは言え、やはり綺麗です。
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