「あなたにとって揺らぐものは何か」神のゆらぎ まえじーさんの映画レビュー(感想・評価)
あなたにとって揺らぐものは何か
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「神がいたら飛行機は墜落しない」
このセリフが主人公を考えさせ、観ている観客にも投げかける。
信仰とは何か。
信仰より大事なものはあるのか。
正解なんてない。
ないからこそ、考えて考えまくる。
正解を出す映画ではなく、観客に考えさせる映画。
信仰心がある人を私は凄いと思う。
そこまで信じれる気持ちがあることは素敵な事だと思う。
ただ唯一感じる事。
この映画に関わらず信仰心を持っている人・団体に感じる事。
その信仰を止めた人への態度は何なんだろう。
今まで家族のように関わってきた人が、自分の考えを持って「この信仰を止める」と言った時、どうしてそこまで冷たくなるんだろう。
気持ちは分かるが何故そこまでのあからさまな態度なのだろう。
仲良く付き合えとは思わない。
軽い挨拶くらいするのも何故ダメなんだろう。
神はそれを望んでいるんだろうか。
人間は意志を持っている。
考える脳がある。
信仰はやめても、その教えはその人の中で生きていくはず。
「もう同じ方向は向いていないけど、あなたも救われて生きますように。」
そう皆が思えば、信仰心のある人へ、宗教への見方は確実に変わるんじゃないかなとそう感じた。
色んな気持ちが芽生え、自分が何に揺らぐのか。
帰り道はそんなことを考えた。
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