ジャニス リトル・ガール・ブルーのレビュー・感想・評価
全17件を表示
伝記映画の中の孤独なジャニス
刑務所か精神病院か、それとも…。
彼女の未来への道の選択肢は
決して多くは無かったと語る。
「学生の頃の虐め」
彼女を苦しめたトラウマは
その時代に積み重なった。
スターの座に着きながら
27歳でこの世を去った
ジャニス・ジョプリン。
彼女を知る人々は
その内面や外面を語り
映し出されたフイルムには
孤独な心を持つ彼女がいた。
彼女の「何故」は
誰にも理解できないが
27歳は早すぎる。
エンドロールで登場した
有名な女性達は口々に
彼女の作った道と勇気を称えた。
映画を観終わった後の
高揚感、孤独感、喪失感はあるが
それよりも強く「勇気」は残った。
※
ひとりぼっちの情熱的な歌手
寂しい気持ちだけが残る
切ない人生
ジャニスの生き方が怖かった。ジャニスを受け止めてくれる人が思春期にいなかったことが、ここまでジャニスの生き方に出てきてしまうんだなと思った。時代もあるが、テキサスという封建的な場所で育ち、外見も自他とも認められず、人からの愛が少なかったようだ。はっきり言って『いじめ』にあっていた。それに、黒人ブルースを聴いていたので、仲間はずれ。
彼女がサンフランシスコに出て人生が一転するんだけど、自分に対しての自信のなさはそのまま
だ。彼女が母親に書いていた手紙は大スターになった人の手紙でなく自分そのままを出した手紙なのだ。
ここで行き詰まってかかないけど、
彼女の出ているドキュメンタリーを載せておく。ウッドストックも見てみるといいね。
モンタレー・ポップ(1967年製作の映画)
MONTEREY POP
フェスティバル・エクスプレス(2003年製作の映画)
FESTIVAL EXPRESS
ジャニス好きは見るべき
リトル・ガール・ブルー まさにその通りの生き様 思春期に受けた心の...
リトル・ガール・ブルー まさにその通りの生き様
思春期に受けた心の傷を抱えたまま、
ずっとその時の少女のまま、27歳まで突き抜けた
ジョンレノンのインタビューコメントが本質的で、
ドラッグは、「自己防衛」の手段だって。
孤独な少女は 自分を守るためにヘロインを使った
オーバードーズはいつか訪れる必然なのかな
過去を受け入れて肯定できていれば、
傷は 癒えて痕となり笑い話にまで持ってこれるほどに
成熟できていれば 急逝することは無かったはずと惜しんでしまう
圧巻のステージパフォーマンスを追体験できるだけでも
本作に満足できた
とりわけBig Brother時の 終演後の笑顔は とてもキュート
承認欲求のかたまりで、観客の喝采がジャニスを包み込んで満たされているよう
●ベンツが欲しい。けどホントに欲しかったものは。
いまひとつだった
ジャニスについては…
余りある才能をコントロールできない20代
「ジャニス・ジョプリンてどんな人だったのかな?」という素朴な好奇心で観てきました。
「AMY エイミー」を観たときも思いましたが、才能がある人ほど20代という時期をくぐり抜けるのは大変なのだと。余りある才能を自分でコントロールできなくて、いつも全力疾走。それゆえお酒やドラッグに、、、という悲しい結果。
「もう少し年を重ねれば、きっと楽に生きられるよ」って言ってあげたかったな。でもジャニス自身はそんな平坦な人生は嫌だったかも。
ジャニス・ジョプリンはPUNKだぁ!
全17件を表示