ジャニス リトル・ガール・ブルーのレビュー・感想・評価
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伝記映画の中の孤独なジャニス
刑務所か精神病院か、それとも…。 彼女の未来への道の選択肢は 決して多くは無かったと語る。 「学生の頃の虐め」 彼女を苦しめたトラウマは その時代に積み重なった。 スターの座に着きながら 27歳でこの世を去った ジャニス・ジョプリン。 彼女を知る人々は その内面や外面を語り 映し出されたフイルムには 孤独な心を持つ彼女がいた。 彼女の「何故」は 誰にも理解できないが 27歳は早すぎる。 エンドロールで登場した 有名な女性達は口々に 彼女の作った道と勇気を称えた。 映画を観終わった後の 高揚感、孤独感、喪失感はあるが それよりも強く「勇気」は残った。 ※
ひとりぼっちの情熱的な歌手
ジャニスジョプリンの名前は聞いた事があったが歌は知らない。でも冒頭から激しい歌い方だ。1943年生まれなんだ。波風を立てれば注目されるとしばしば騒動を起こしたんだってさ。だから彼女が歌が上手いのは意外だったようだ。高校大学といじめられていたそうな。 それにしてもシャウトしながらの個性的な歌い方だね。ドラッグもやっていた様だ。時々出て来る歌では1曲だけ聞いた事があったな。ひとりぼっちの情熱的な歌手だったんだね。
新しいバンド、ジャニスにとって、アレサ・フランクリンの二番煎じ? ...
新しいバンド、ジャニスにとって、アレサ・フランクリンの二番煎じ?
最後に黒人女性歌手のコメントを添えて貰いたかった。
寂しい気持ちだけが残る
こないだジャニスのリマスター買い直した事もあって、久しぶりに観ました。 ジャニスの孤独が浮き彫りになっている、寂しいドキュメンタリー。 名声を得ても変わらず孤独のまま。そんなジャニスの闇が深いです。 でも少し躓くような感覚が全体的にあり、ドキュメンタリーとしての構成はあまり良くないのかも。 わかってはいたのですが鑑賞後、寂しい気持ちだけが残ってしまいました。
切ない人生
ジャニスの生き方が怖かった。ジャニスを受け止めてくれる人が思春期にいなかったことが、ここまでジャニスの生き方に出てきてしまうんだなと思った。時代もあるが、テキサスという封建的な場所で育ち、外見も自他とも認められず、人からの愛が少なかったようだ。はっきり言って『いじめ』にあっていた。それに、黒人ブルースを聴いていたので、仲間はずれ。 彼女がサンフランシスコに出て人生が一転するんだけど、自分に対しての自信のなさはそのまま だ。彼女が母親に書いていた手紙は大スターになった人の手紙でなく自分そのままを出した手紙なのだ。 ここで行き詰まってかかないけど、 彼女の出ているドキュメンタリーを載せておく。ウッドストックも見てみるといいね。 モンタレー・ポップ(1967年製作の映画) MONTEREY POP フェスティバル・エクスプレス(2003年製作の映画) FESTIVAL EXPRESS
ジャニス・ジョプリン
27歳で亡くなった歌手のジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー。 私は名前を知っている程度だったが、こんなに若かったのかと驚いた次第。 麻薬から逃れる事はできないのか。
ジャニス好きは見るべき
ジャニス・ジョップリンの曲はかなり好きで彼女のボーカルの虜であったが、本作を通して彼女のバックボーンを知れてかなり満足できた。 忘れられない悲惨な過去、ステージ上の自分とステージを降りた後の自分のギャップ、パワフルなボーカルとは正反対な内向的でシャイな性格、などなど彼女の感情がよくわかるドキュメンタリー作品である。 リトル・ガール・ブルーは彼女自身であることを忘れてはならない。
リトル・ガール・ブルー まさにその通りの生き様 思春期に受けた心の...
リトル・ガール・ブルー まさにその通りの生き様 思春期に受けた心の傷を抱えたまま、 ずっとその時の少女のまま、27歳まで突き抜けた ジョンレノンのインタビューコメントが本質的で、 ドラッグは、「自己防衛」の手段だって。 孤独な少女は 自分を守るためにヘロインを使った オーバードーズはいつか訪れる必然なのかな 過去を受け入れて肯定できていれば、 傷は 癒えて痕となり笑い話にまで持ってこれるほどに 成熟できていれば 急逝することは無かったはずと惜しんでしまう 圧巻のステージパフォーマンスを追体験できるだけでも 本作に満足できた とりわけBig Brother時の 終演後の笑顔は とてもキュート 承認欲求のかたまりで、観客の喝采がジャニスを包み込んで満たされているよう
よかった
ジャニスが本人も認めるほど自己顕示欲が強かったことに驚いた。それでブス1位に選ばれたらさぞつらかったことだろう。しかし、あの強烈な歌にはその自己顕示欲がたぎっていたと思うと、それだけではないにしてもとても納得が行く。
くったくのない笑い方がとてもチャーミングで何枚も写真を残すほどなのだが、改めて動いているジャニスは女性的な魅力があるかと言えば、むずかしい。もし歌の才能がなかったら幸福だったのだろうか。悪人ではなく、善人なのに犯罪などで悪目立ちしないでいられただろうかと不安になる。
ホールディング・カンパニーの演奏は大好きなのだが、確かに彼らから『move over』が産まれたかどうかは疑わしい。残っている曲も本当に素晴らしいのであるが、存命ならもっともっとすごい曲や違った曲が聴けたのだろう。
常に家族を気にかけていたことに安心する。同窓会なんて行かないでほしかったが、それが彼女のブルースの根っこなのだろう。カワイ子ちゃんだったらあんなブルースは歌わないし歌えない。
●ベンツが欲しい。けどホントに欲しかったものは。
ジャニスの歌声を聞くと、血がたぎる。体の奥の方が熱くなるんだ。唯一無二。 勘違いしてた。ジャニスは寂しさに駆られてクスリで亡くなったのかと。 家族思いで、破天荒なイメージと裏腹な繊細さ。 同窓会は辛い。ひとりも大人がいない。 恋人の手紙は泣ける。ラストは涙で見ていられなかった。 家族や友人のインタビューなど、とても丁寧に描かれた秀作。
歌が聴きたい…
コンディション悪く、寝てしまった。 ちゃんと見直した方がいいかなと反省してます。 ただ、歌があんまり聴けなかったのは残念。もっとステージシーンやレコーディングシーンなんかが欲しかった。
いまひとつだった
たくさんインタビューしていていいな、と思ったけど、どことなく二番煎じみたいな印象を受けてしまう。YouTubeとかでも見れるけど、せめてジャニスの歌を聴かせてほしかった。たくさんうたが流れたけど、ほとんど途中で音声かぶさってしりきれとんぼ。せっかくジャニスなのに安っぽいBGMつかうし、センスが感じられず。昔みたビデオのほうがもっと迫ってた。
正直に生きた1人の弱い女性の話
ジャニスジョプリンという1人の女性が、いかに自分に正直に生きたかを丁寧に紡いだドキュメンタリーでした。
バンド仲間や恋人から得る彼女の話や、残されたライブ映像、母への手紙を通して、ジャニスジョプリンとはどんな人だったのかを映し出していきます。
コンプレックスや孤独に苛まれ、それを振り払うかのように奇抜な行動や、歌に入り込む彼女。人に孤独な自分を見つけて欲しくて。
しかし耐えられず、酒、セックス、ドラッグの日々。
そんな中でも歌を人に認められ、有名になっていく彼女。しかしその成功が逆に彼女の孤独の影を強めたのかなと思います。
ジャニスの歌には魂を感じます。それは孤独な彼女の魂の叫びだったのかもしれません。
決して容姿に恵まれていない彼女ですが、何度も美しいと思いました。それは彼女が自分に正直に生きていたからだと思います。大きく笑う彼女の顔はとっても惹きつけるものがありました。
人は本当に気持ちに正直に生きることは難しいことだと思います。世間の目があるからです。それでも彼女はそれを貫いた。心はとっても弱いのに。そしたら長く生きることは難しいことでしょう。
ジャニスジョプリンを知らない人にも見て欲しい。特に自分に正直になれない人は必見です。
ジャニスについては…
ことジャニスについては、彼女の生き様や人となりはすべてその音楽に現れていると改めて感じた。 彼女のキュートさや孤独、そして情熱も含めて。 なのでノンフィクション部を見ても、『ライブが、歌っているところが、観たい!』となるばかり…
ジャニス好きなら必視!
彼女の伝記的な映画としては最高レベル。 ジャニス好きなら、必ず観て欲しい。そして、知らない人は彼女の感性に触れて欲しい。 劇場にはパンフレット、彼女に関する書籍も販売されている。
「ロックの偉人」の生涯を辿れる秀作です。
ひと言で表すと、非常に堅実な作りのドキュメンタリー・フィルム。 ジャニスをこれまで全く知らなかったヒトでも、彼女の業績とその生涯を正確にたどることが出来ます。
故郷への強い想いをずっと持ち続けたにも拘わらず その故郷からは遂に歓迎されることの無かったジャニス...
両親、特に母親への強い愛慕心を失わなかったにも拘わらず その母親から はっきりと賞賛され 慰められることが遂に無かったジャニス...
常に自らの傍らに居て心許せるヒトをずっと探し求めていたにも拘わらず 遂に得られなかったジャニス...
言い知れぬ孤独と虚無から逃れようと 溺れていったドラッグ... 途中 何度か脱出したものの、深まる疎外感に耐え切れず また麻薬に手を伸ばす... 結局 薬と酒の両者から縁が切れず、ドラッグとアルコール中毒で心身のバランスをズルズルと崩していったジャニス...
故郷に、母親に、身近なヒトに、これまで謗られ 避けられ 後ろ指を指されてきたと強く感じていた彼女は、流浪呻吟の末にやっと見い出した自分の才能に全てを賭け、何とか自分を認めて貰おうと 全身全霊で取り組んでいったのです。 それが彼女の「一試合完全燃焼」とも思える熱唱スタイルを創り上げました。「次の一曲」など全く念頭に無いかのような、火を吐くような あの熱唱... やがて ヒトは「ブルースの神様が乗り移った..」と称するようになりました。 そう、確かに ブルースの.. と言うよりも 音楽の神様が彼女に取り憑いたんです。 私もそう信じます。 しかし.... 彼女は「神様」を自らの胎内に取り込んだ代償を、大きな大きな代償を、支払うこととなったのです...。
この作品を観終わって、ベット・ミドラー主演の "THE ROSE" をまた観たくなってきました。 ジャニスの生涯をベースにした創作ですし、ジャニスの曲は全く唄わないんですが、映画を思い返すにつれ、ジャニスの影を絶えず引き寄せながらベットは演じていたのでは..と感じられるんです。 音楽の神様に取り憑かれ、最後はその神様によって葬られる...そんな印象すら抱かせるエンディングだったと思います。 今回のドキュメンタリーを下敷きに置きつつ あの作品を観直すことで、以前とは違った何かが見えるような気がするのです。 何か楽しみです...(^_-)(^_-)
余りある才能をコントロールできない20代
「ジャニス・ジョプリンてどんな人だったのかな?」という素朴な好奇心で観てきました。 「AMY エイミー」を観たときも思いましたが、才能がある人ほど20代という時期をくぐり抜けるのは大変なのだと。余りある才能を自分でコントロールできなくて、いつも全力疾走。それゆえお酒やドラッグに、、、という悲しい結果。 「もう少し年を重ねれば、きっと楽に生きられるよ」って言ってあげたかったな。でもジャニス自身はそんな平坦な人生は嫌だったかも。
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