「悪霊VS悪霊?」トイレの花子さん新章 花子VSヨースケ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
悪霊VS悪霊?
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廃校の3階男子トイレには悪霊ヨースケが棲んでいて、ロックバンドのメンバーたちが肝試しの場所として選んだ。御札が貼ってあったのに剥がして燃やしてしまったジョー。ギャーという叫び声を立てて車に戻ってきたが、友人である亜紀が弟ユーヤを助けるために乗り込んだために悲劇が起こってしまった。
そんな「トイレのヨースケ」という恐怖を描く一方で、水峰美代という除霊師に弟子入りした雫音(志田友美)の成長物語も描いた作品。お寺のジンさんを頼って、かつての弟子であった泉も訪れるが、実は陽介は美代の息子であったという事実。美代しか除霊できないとかなんとか言いつつも、美代は逃げてしまい、雫音がヨースケと直接対決することになったのだ。
意外としっかりとした撮影やメイキャップ。脚本で言えば、田舎が舞台であるのにライブハウスがあるというチグハグな部分が引っかかるけど、水峰家という除霊師一家の設定や、旅をする弟子などユニークなところがいい。
悪霊が強すぎるため、封印するには悪霊をぶつけるしかない!『フレディvsジェイソン』、『エイリアンvs.プレデター』、『貞子vs伽椰子』と同じ発想。しかも、トイレの花子さんは雫音にとって幼い頃からの友達だった・・・という凄い発想で出来た作品。亜紀とユウヤの姉弟愛もよかったし、泉という助っ人も良かった。物足りない部分はあるけど、これはこれでいいのかも。志田友美で続編を作ってもらいたい。
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