「不気味な静寂がリアル。狩る者と狩われる者との死闘。」ノー・エスケープ 自由への国境 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
不気味な静寂がリアル。狩る者と狩われる者との死闘。
【賛否両論チェック】
賛:追う者と追われる者との緊迫な命のやり取りを、余計な演出を加えずにリアルに描いているのが印象的。最後までハラハラさせられる。
否:雰囲気自体はかなり静かに淡々と進むので、人によっては眠くなるかも。
イメージとしては、「ハンティング・パーク」をよりリアルにした感じでしょうか。家族のためにアメリカを目指す主人公を始め、様々な理由から越境を図ろうとする人々に対し、容赦なく銃弾を浴びせる狂信的な男。双方からの視点を淡々と描くことで、今まさに目の前にある恐怖を、肌で感じることが出来ます。
変にBGMなんかで緊迫感を煽らないのも、よりリアルな空気を醸し出す良いアクセントになっています。逆に言うと、かなり静かな雰囲気で話が進むので、気をつけないと眠くなってしまうかも知れません。
グロいシーンも結構ありますので、大丈夫であればチェックしてみて下さい。
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