「チベットいいね」ラサへの歩き方 祈りの2400km ペンペンさんの映画レビュー(感想・評価)
チベットいいね
五体投地:五体すなわち両手・両膝・額を地面に投げ伏して、仏や高僧などを礼拝すること
2時間、ただひたすらに五体投地を見せられる。要は、道端にうつ伏せになっては立ち上がりを繰り返しながら巡礼する様子が永遠と続く。
これだけ聞くとなんとも退屈しそうな内容だが、ここまで見せられると色々考えてしまうもので、不思議と後半になればなるほど冴えてくる。
宗教や信仰というと日本人としてはピンとこないところもあるけれど、昔からの「教え」みたいなものと一緒だと思いました。日本人特有の教えってあると思いますが、そういった民族や宗教のアイデンティティみたいなものなのかなと。そういうのって大事だなとしみじみ感じました。色んな人達がいて面白いなとも。
グローバル化は標準化であってはならない、色々な文化を知り尊重し合うのが真のグローバル化だと、オリンピックに合わせてそんなことも考えてみたり。
でも、彼らもiPhone使うのね。やっぱ凄いね、グローバル化。
時折、息を飲むほど美しい景色が出てきます。それだけで心が浄化された気になりますので、これは是非劇場で見るのがオススメ。
コメントする