「居場所を」獣道 753さんの映画レビュー(感想・評価)
居場所を
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伊藤沙莉初主演を記念して高めの評価を。
「孤独じゃない、孤高なの。」
気持ち一つでどちらも同じに思えるが、孤高であるためには1人であることと戦わないといけない。孤高であると自らに言わしめるものは何か。それは母親を見て育った愛衣の深層の宗教性であるとも思えたし、居場所を探す中での言い訳であるとも思えた。彼女は居場所があったら孤高でいる必要はあっただろうか。それは彼女の気持ち一つだろう。
しよっか。って、どんな気持ちで言ったんだろう。
上映後のサイン会でサインと握手をいただいた。
「千葉に帰ります。」だなんて同郷アピールをしてしまって後から恥ずかしくなったが、自分の裸を見られた後なんだな、と思ったらどっちが恥ずかしいんだか。まあ彼女は恥じてなどいないか。握手からは役者としての魂と誇りが伝わってきた。
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