その日の雰囲気のレビュー・感想・評価

韓国のドラマを見ていると、10年付き合うなんてザラにあるし、そんなに長いこと付き合ってて手しか繋いだこと無いんですか？by冬ソナ　みたいな設定はよくあるのですが、そんなドラマばかり見ていると、韓国、さすが儒教の国！ピュアな恋愛が多いのね、、、
なんて思っちゃいますが、実際にはいろんな恋愛があるし、性に解放的な人がいたり、ワンナイトの関係ももちろんありますよね。

この映画を見ていると、登場人物はとても人間見があって、最初から最後まで楽しめました。
主役の二人の演技力が高い事が何より物語をより魅力的にしているように思いました。

ストーリーは特別どんでん返しがあるわけでもないし、
ええ？と驚くような展開になるわけでも無い。
ただただ、前へ前へと進む感じです。
ちょいちょいユーモアなシーンも挟まれて、テンポもいい。
そして、メインの二人が神社？のような公園を歩くシーンは韓国の秋の風景を存分に楽しめます。
韓国人の美的センスを感じます。自然の美しさの良さをおもいきり引き出していて、映画のワンシーンってこういう事よ！なんて思いながら鑑賞。
軽い気持ちで楽しく観れました。

偶然電車内で出会った男性から一夜限りの恋をしようと言われて…。
あり得ないと思っていたが彼の優しさに触れて次第に心惹かれるていく。忘れられない男性になっていく。素敵なラブstory。韓国らしい映画。
コメディタッチで楽しく観られた。

（あの日が毎日になることを願う）のメモ。これって受付の人から聞かなかったら知らないままだった。？

出会うべくして出会ってしまった、
それを運命にするのも、ただ見過ごして偶然とやり過ごしてしまうのも1歩を踏み出せるかどうか‣‣‣。
そんな2人の時間がテンポよく進んでいきます。
1週間限定、しかも朝（9:45）1回のみの上映で見逃してしまった人も多い作品だったと思います。
数年前に主役2人が別キャストで製作が進められ、世に出ることがなかった本作品がムン・チェウォンとユ・ヨンソクで新たな息吹を注入し生まれ変わってこの世に誕生しました。
見ていない人が大勢いることが残念なくらい愛らしい作品です。
今日、時間のある人は劇場に足を運んで鑑賞されるのもいいかもしれません。

『その日の雰囲気』：同じくムン・チュウォン『今日の恋愛』との違いが気になりつつの観覧でもあったが、本作は期待以上に楽しめた。
　ユ・ヨンソクとムン・チェウォン双方の安定した演技が、日常と非日常ギリギリのところで紡がれる、甘く切ないラブ・ラインに十二分なリアリティを与えてやまない。助演のチョ・ジェユンの笑いとペーソスも、得難いエッセンス。
　緻密でテンポのよいシナリオ展開、映像美の素晴らしさも際立つ、近年観た恋愛物のなかでも佳作の部類に入れたい。全編を覆うシンプルでリズミカルなメロディー・ラインも耳に残る。

反目してた二人が互いの良さを認め合い段々と落ちていくっていうのが丁寧に描かれてんの。脚本がいいんだな。

落ちきった後はお約束なんだけど「今更こういう擦れ違いをやるか！」という感じで、ここは普通の脚本になってた。

擦れ違いに入る前に釜山駅で二人が別れるシーンがあるんだけど、ここでエンドロールでも面白かったと思うね。そこまでの脚本が格調高いから。

「日本では、どうしてこういうお話が描かれないのかなあ、一本気な女の人が現実的でなくなったからかなあ」と考えてたんだけど、トレンディドラマで色々やりきったんだね。