「天使にラブソングだと思ってみれば面白い。」奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ のむらさんの映画レビュー(感想・評価)
天使にラブソングだと思ってみれば面白い。
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不良クラスがアウシュビッツを学んで更正する話しですごく泣けると聞き、構えて鑑賞したので割と拍子抜け。後半のクラス一団となってアウシュビッツについて調べていくシーンでは、自分も同じ様に学んでいる気分になり、泣けた所もあったが、実際アウシュビッツについてのそこまで深い探求はない。これが実話というのは素晴らしいが、悪かったクラスが良い担任の先生と一緒にアウシュビッツを学んでコンクールで優勝し更正したというとてもシンプルな、まさに天使にラブソングな話で、それを割と大雑把に描いているので105分という時間を埋めるにはあまりに内容が薄い。実際アウシュビッツに触れだすのはだいぶ後半からで、前半は退屈な印象だった。ちょくちょく人種差別問題や、生徒同士のいさかい、生徒を理解しようとしない大人などが出てくるが、ぜんぶ中途半端描かれているので結局あれはなんだったのという所が多く、メッセージ性は伝わってこない。
実際本当にアウシュビッツについて考えたいなら、私ならライフイズビューティフルやシンドラーのリストを見るかな。。。
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