ゼーガペインADPのレビュー・感想・評価

仮想現実世界の話である…
ただ「マトリックス」と違うのは、向こうは生身の人間は機械に飼われているが、
こちらでは地球上で人間は滅亡…VR世界に人々の記憶だけデータで残り、
仮想現実の町で暮らしている。
現実世界の敵には、現実の人型ロボット兵器や、空飛ぶ戦艦などを、VRの
人物が、現実界にて立体映像化して動かす…
はっきり言って「ついて来れる奴だけ付いて来い」な造りで、TVシリーズの
内容を知っているというのが前提で、本当にVR初心者でも対応できた
「マトリックス・三部作」を造ったスタッフは偉大だと、改めて感心する…
…さて、肝心の本作だが、TVシリーズの冒頭で何故に主人公は記憶を
失ったかを描かれ、つまりプロローグだけ描かれて、続きはTVシリーズで
という内容。
それまでに主人公のパートナーだった「シズノ」がメイン・ヒロインで扱われ、
花澤香菜さんが演じる「リョーコ」は、終始「噛ませ」だったのが、残念…
それでも、この作品に低い点数は付けない…
その点数を花澤香菜さんが見たら悲しむから、低い点は付けない…

総集編と思っていましたが、全然違いました。TV放送以降見ていないので、話について行けませんでした。分かっていたら、前もってTVシリーズを見返したのですが・・(T ^ T)。劇場版アクセルワールドと同じように、ファンの方しか分からないような作りには困ります。

早過ぎたループものロボットアニメの10年ぶりの新作。
本編の映像を巧妙に使い回し、いわゆるエピソードゼロ的な作品に見事に仕上がっていました！
特にミナト副会長とシマ司令の出会いからの一連の新エピソードには盛大に笑わせて頂きましたｗ
ところであのハッカドール3号みたいな支援AIは何かの伏線なのだろうか？

総集編だと思ってたけど、そんなことなかった。
でも個人的にはまぁまぁ良かった。
ゼーガペインの新作？というだけで、そりゃあ満足ですよ。

ただ、見に行くときの気構え？次第で何ともいえない評価にはなりそうですなw