劇場公開日 2016年12月23日

「ブッ飛んだ痛快な世界観。非道な世界で正義を貫く、異端の主人公!!」土竜の唄 香港狂騒曲 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ブッ飛んだ痛快な世界観。非道な世界で正義を貫く、異端の主人公!!

2017年1月1日
PCから投稿

笑える

楽しい

興奮

【賛否両論チェック】
賛:前作の知識がなくても大丈夫。非道な世界の中で、自分のやり方で正義を貫こうと奮闘する主人公の姿が、痛快でカッコイイ。ブッ飛んだ世界観に、あまり深く考えずに酔いしれることが出来る。
否:お色気シーンや暴力シーンが多く、デートや家族サービスには向かない。ブッ飛んだ世界観も、賛否はあるか。

 前作の知識は勿論あった方がイイとは思いますが、冒頭で全部説明はしてくれるので、最悪知らなくても大丈夫そうです。
 今回は、前作よりもより本丸に踏み込んだ玲二が、中国マフィアとの抗争や組織犯罪対策課の追跡に巻き込まれながら、その中で彼なりに正義を貫こうと孤軍奮闘する姿が、非常に痛快です。ラストの啖呵を切るシーンなんかは、メチャメチャカッコイイですね(笑)。
 お馴染みのドタバタ劇は今回も全開で、さらにスケールアップ。お色気シーンが多いのがやや気にはなりますが、良くも悪くも玲二がその熱すぎる不器用さで、降りかかる困難をどう乗り越えていくのか、必見です。
 あまり深く考えずに、痛快な娯楽作品として楽しみたい1本です。

映画コーディネーター・門倉カド