ティファニー ニューヨーク五番街の秘密のレビュー・感想・評価
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初心者から上級者まで、ティファニーの魅力をサクッと俯瞰
1837年創業の老舗ブランドの魅力に迫るべく、映画人、デザイナー、経営陣、コーディネーター、雑誌編集者らの証言を集めて綴るドキュメンタリー。白いリボンとのコンビネーションが生える「ブルーボックス」の秘密や「ブルーブック」と呼ばれるカタログに触れつつ、『ティファニーで朝食を』などの映画やドラマのフッテージを用いて文化的な影響についても懐古していく。さらに著名人のコメントからはその物的価値にも増して「何よりも“精神性”に魅せられているのだ」という思いがひしひしと。それを裏付ける1888年の猛吹雪の折にも休業することなく定時に店を開けた創業者のエピソードや、一人の少年がしたためた手紙に対するティファニー側のリアクションにも、単なる儲け主義ではない、理念を尊ぶ気風が見て取れる。これらをつぶさに読み解くだけでも楽しい。ファッション好きから映画好きまでこのブランドをサクッと俯瞰できるティファニー考。
美しいティファニーと、品のないインタビュー
ティファニーのあの青い箱に心躍る気持ちは、本当に他に類を見ない。だからこそこの映画を見た。ティファニーの美しいジュエリーと、あまり知られていないブランドの歴史、ポリシーやこだわり、陰でなされた努力・・・みたいなものが感じられるのでは?と期待していた。
しかし、実際のところ、この映画はティファニーのブランドの奥深くには追及されない。ティファニーを愛してやまない人たちの贅言を聞かされるのが関の山だった。辛うじて興味を惹かれたのはウィンドウ・デザイナーにまつわる話くらいか。それ以外は、まぁティファニーをある程度好きなら知っているような、あるいは想像できるような話しか取り上げず、この映画がティファニーの何を取り上げ、そこから何を伝えたいのかが今ひとつ掴めないような内容だった。強いて言うなら、ブルーブックコレクションの宣伝?
ティファニーの作品って本当に洗練されていてとても美しいと思うのだけれど、この映画に出てくる「Crazy About Tiffany's」な人たちって、実に成金ぽくって全く洗練されていないし、とても品がなく映った。これでは逆にブランドイメージを損なうだけなのでは?と余計な心配をしてしまいたくなった。
Tiffany好きですか。 初めて女性へのプレゼントは学生バイト代...
Tiffany好きですか。 初めて女性へのプレゼントは学生バイト代で捻出したビーンズネックレスが懐かしい。ティファニーブルーを見ればなんとなく人の心を高揚させる魔法の色。その誕生秘話をはじめ、『ティファニーで朝食を』など数々の映画で取り上げられるティファニー、スポーツ界でも数々の頂上決戦のトロフィーを彩る。そんな数々のティファニーエピソードをギュッと詰めたティファニー好きにはたまらないドキュメンタリー映画でした。
『ティファニーで朝食を』が全てを語っている。
『ニューヨーク・バーグドルフ 夢のデパート』に続くセレブ御用達のジュエリーブランド “ティファニー”のドキュメント。 もう少しティファニー社自体の話が観れるのかと期待していたのですが… 映画の中のティファニー、オスカー授与式におけるティファニー、セレブリティーにおけるティファニー、と誰もが知ってる内容が多く、結局ヘップ ・バーンの『ティファニーで朝食を』が全てを語っている的な感じで内容としてはちょっと物足りませんでした。 しかしそこは… 女子なら映画が終わったら間違いなくティファニー直行でしょうね。
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