「パートナーとは」マダム・フローレンス! 夢見るふたり なかむりさんの映画レビュー(感想・評価)
パートナーとは
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確かにヒュー・グラントは浮気はしてるし(若くて綺麗)、奥さんのカネにモノを言わせて買収するような姑息な男に見えるかもしれない。
でも、浮気してる時でも奥さんのレコードをバカにされたら許せない、つまりパートナーって、もっと言えば夫婦ってそういう物ではないのかな、と考えさせられる映画だった。
何十年も一緒だと「惚れた腫れた」ではやっていけない、これは洋の東西を問わず、今も昔も変わらないパートナーの関係だと思う。
そして、マダムの圧倒的な「陽」の力。
彼女の無邪気な「陽」の力によって、ある意味無関係なピアニストまで巻き込んでしまう一言で言えば「多幸感」に満ちたステージに笑いながら感動を覚えてしまった。
この映画に出てくる人みんな間違ってないんだよね、あのNYポストの記者だって、批評家としてのスタンスでは一ミリも間違ってない。
誰も悪者になってないところもこの映画のいいところかな。
ラストのヒュー・グラントの笑顔には嘘は無いと思う。あそこで泣いてしまった。
歌手としても凄いメリル・ストリープが見せる渾身の音痴っぷりも絶妙だったと思う。
夫婦や長いつき合いのカップルは観た方がいいね。
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