劇場公開日 2016年12月1日

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「思わず笑みがこぼれる。夢を追い続ける2人の、ステキで切ない生き様。」マダム・フローレンス! 夢見るふたり 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5思わず笑みがこぼれる。夢を追い続ける2人の、ステキで切ない生き様。

2016年12月31日
PCから投稿

笑える

悲しい

楽しい

【賛否両論チェック】
賛:天真爛漫に自分の夢を追い続けるフローレンスと、彼女を全力で支え続けるシンクレア、そして2人を取り巻く人間模様が、おかしくもどこか切なく描かれるのが印象的。
否:ストーリーは結構淡々と進むので、興味がないと眠くなりそう。

 とかく塞ぎがちな時代にあって、自由奔放ながらも天真爛漫に自分の生き方を貫くフローレンスの姿が、微笑ましくも凛々しく映ります。同時に、そんな彼女を全面でバックアップし続けるシンクレアのどこか憂いのある様もまた、儚い人生の夢を浮き彫りにしていくようです。
 そして例え下手でも、病に侵されながらでも、大好きな歌を追いかけ続けるフローレンスの生き様は、とてもステキです。ラストのカーネギーホールのシーンなんかは、思わず感動してしまいます。
 クスッと笑えるコミカルなシーンも多く、家族でも楽しめる作品です。

映画コーディネーター・門倉カド